「これからブロンプトンを買おうと思っているけど、後悔したくない」
「情報が多すぎて、何を信じればいいのか分からない……」
そんなふうに感じていませんか?
こんにちは、ブロンプトン歴10年・年間3,000km以上走っているポチローです。
普段は通勤から旅まで、愛車のブロンプトンとともに生活しています。
ブロンプトンは、見た目の可愛さや折りたたみ性能だけでなく、走行性能やカスタム性でも非常に魅力的な自転車です。
ですが――決して安くない買い物(新車で20万円以上)だからこそ、「買って後悔したくない」と悩む気持ち、よくわかります。
この記事では、私が10年乗ってきた中で実際に感じた「買う前に知っておきたかったこと」や「意外な落とし穴」を、できるだけ正直にお伝えします。
ブロンプトンの素晴らしさと、少しクセのあるポイントを両方お伝えするので、これから購入を検討している方の判断材料になればうれしいです!
ブロンプトンを買って後悔しそうな点6つ
後悔するかもしれない、ブロンプトンのがっかりポイントは6つあります。
他にも人によってはありうる要素もありますので、最後にその他としてまとめました。
がっかりポイント①「コンパクトだけど、意外と重たい」
ブロンプトンといえば「小さく折りたためて、持ち運びがラクそう」というイメージがありますよね。
ところが、実際に持ってみると「重い」と感じる方も多いです。
モデル別の重量は以下の通りです(すべてカタログ値):
モデル | ギア数 | 重量(約) |
---|---|---|
Cライン Urban | 2速 | 11.26kg |
Cライン Explore | 6速 | 12.11kg |
Pライン Urban | 4速 | 9.99kg |
Tライン Urban | 4速 | 7.95kg |
※2速モデルと6速モデルの差は内装ギアだけなのですが、内装ギアだけで850gもある。
特に人気の Cライン Explore(6速モデル) は、キャリアなどを付けると13kg以上になることも。
ちなみに私のブロンプトンはフル装備で14kg近くあります。

比較してみた:他の自転車と重さどう違う?
私が所有している他の自転車と比べてみると…
- ダホン・スピードファルコ:約12kg
- デローザ・IDOL(ロードバイク):約8kg未満
この中では一番重いのがブロンプトンですが、輪行のしやすさ・保管性は圧倒的に優れています。
コンパクトさは最大の武器
たとえ重くても、以下の点で他の自転車に勝ります:
- 電車内や店内への持ち込みがしやすい
- 家の中でも場所を取らない
- 車に積むのもスムーズ
女性や力に自信のない方にはやや重く感じるかもしれませんが、コツや工夫で負担はかなり軽減できます。
[輪行時の重さを克服する方法はこちらの記事へ]

輪行しやすさ、保管しやすさは、圧倒的にブロンプトンなのです。

がっかりポイント②「ロードバイクに比べて長距離は不向き」
ロードバイクのタイヤは約28インチ、対してブロンプトンは16インチです。
当然ですが、一回漕いだときに進む距離も、スピードも、ロードバイクの方が高い性能を発揮します。
長距離や高速ツーリング、ヒルクライムなど、性能面では、ロードバイクの方が圧倒的にラクです。
一方で、ブロンプトンはタイヤが小さいので、スピードを出してもすぐに落ちてしまい、坂道もけっこうしんどいです。
実際、「小径車でロードバイク並みに走れる」と思って買ってしまうと、がっかりするかもしれません。
でも、だからといって、長距離ツーリングができないわけではありません。
🚲 ブロンプトンでロングライドは無理?
いいえ、そんなことはありません。
確かに「性能」だけで比較すると厳しい部分はあります。
でも、ブロンプトンは「ゆるく楽しむ長距離」にとても向いています。
例えば……
- 疲れたら無理せず止まって休める
- 景色を楽しみながらのポタリングが様になる
- 畳んで電車に乗ることで、途中からショートカットもできる
「ゆっくり旅する自由さ」こそ、ブロンプトンの真骨頂です。
✅ 実際に何キロくらい走れるの?
人によりますが、私の場合は、慣れてくると50kmくらいのサイクリングなら無理なく楽しめるようになりました。
休憩を多めに取れば、100km超えも不可能ではありません。
ポイントは「速さを競わないこと」。
ロードバイクのような“走りの義務感”がないぶん、気持ちに余裕が持てるのも魅力です。
☕ こんな人におすすめ
- カフェや観光スポットを巡るライドが好き
- ゆっくり景色を楽しみたい
- 自転車で「速く」よりも「楽しく」走りたい
💬 まとめ
ブロンプトンは、確かにロードバイクのようにスピードは出ません。
でもその代わりに、自由さ・気楽さ・旅情感という魅力が詰まっています。
「今日は頑張らず、気ままに走って、疲れたら畳んで電車で帰る」
――そんな自転車の楽しみ方が、あなたの休日をもっと豊かにしてくれるかもしれません。

がっかりポイント③折りたたみ・変速に慣れが必要
ブロンプトンは他の自転車とは構造がかなり異なります。
そのため、最初はちょっとした“慣れ”が必要なポイントが2つあります。
折りたたみ/展開にコツがいる
まずは、折りたたみと展開の手順です。
ブロンプトンには独自の折りたたみ構造があり、
・フレームの曲げ方
・サドルの下げ方
・ペダルのたたみ方
など、正しい順序で操作しないと、うまくまとまりません。
慣れれば10秒ほどでサッと折りたためるようになりますが、
最初のうちは「順番を間違えた!」とか「ここ引っかかる!」なんてこともあって、ちょっとイラッとするかもしれません。
また、買ったはいいけどあまり乗らない人の場合、手順を忘れてしまうという声もあります。
「たたむのが面倒で結局乗らなくなる」なんてことを防ぐためにも、購入前に折りたたみ操作のイメージは持っておきたいところです。
👉 折りたたみ手順に関しては、以下の記事を参考にしてください

変速がちょっと独特(特に6速モデル)
もう一つは、変速操作が少し複雑な点です。
ブロンプトンの6速モデルでは、
- 内装3段変速(右手側)
- 外装2段変速(左手側)
を組み合わせて、合計6段のギア構成を実現しています。
つまり、変速するときは左右両方のシフターを使う必要があるんです。
これが最初は分かりにくくて、「あれ?変速おかしい?」と感じる方もいます。
でも安心してください。ほとんどの人が、何も考えずにそのうち慣れます。
ただ、「久しぶりに乗ったらギアの順番忘れてた」ということもあるので、乗る頻度が少ない人にとっては、少し面倒に感じるかもしれません。
👉 6速モデルのギアチェンジのコツは、以下の記事を参考にしてください

ブロンプトンはとても完成度の高い自転車ですが、そのぶん“独自の仕様”にも対応する必要があります。
- 折りたたみ → 慣れないと手順ミスしがち
- 変速 → 左右操作のバランスが必要
慣れてしまえばどちらも快適に使えますが、「すぐに使いこなしたい派」の人は、少し戸惑うかもしれません。
がっかりポイント④パンク修理が面倒(特に後輪)
ブロンプトンのタイヤは、クイックリリース式ではありません。
そのため、パンク時にチューブ交換をする場合は、15mmのスパナやレンチが必要になります。
前輪のチューブ交換はまだマシ
前輪の場合は、スパナを使ってホイールを取り外し、パンク修理やチューブ交換を行います。
ただし、取り付け時にタイヤの位置をまっすぐ合わせながらネジを締める必要があり、意外と傾いてしまうこともあります。
「ちゃんと真っ直ぐ入ってるかな?」と何度も見直すことになるかもしれません。
後輪はさらにやっかい…
後輪の場合、さらに厄介です。
- 泥除けの有無
- キックスタンドやキャリアの取り付け方
- 内装ギア(6速モデルの場合)の調整
といった作業が発生するため、タイヤを外すだけでも一苦労です。
特に内装3速の変速調整が必要になります。
後輪を外してから復旧するまでに、構造を理解していないと戸惑うポイントが多数あるのです。

出先での対応は要注意
そんなわけで、出先でパンクしてしまった場合、チューブ交換よりもパッチ修理で済ませる方が現実的です。
できればタイヤを外さずに、そのまま穴を塞ぐ方法が安全で早いです。
工具と知識は必須。でも…
とはいえ、これって実はママチャリでも同じだったりします。
「ロードバイクのように簡単にホイールが外れる」わけではないだけで、
工具があって手順を覚えていれば、自分でも十分対応できる範囲です。
🔧 まとめと対策
- 前輪:スパナ必須、位置調整がやや手間
- 後輪:泥除け・キャリア・内装変速などで更に複雑
- 対策:出先ではパッチ修理が基本、チューブ交換は自宅 or 店舗で
👉 工具や修理キットの携行をおすすめします
がっかりポイント⑤スチール製フレームは、やっぱり錆びやすい
ブロンプトンのフレームはスチール(鉄)製です。
そのため、長期間の使用や湿気、雨天走行後の放置などによって錆が発生しやすい傾向があります。
特に注意したいのは、以下のようなポイントです。
シートポストは錆びやすい
ブロンプトンの中でも、シートポストは錆が浮きやすいパーツの一つです。
油断していると、スッと引き抜けなくなるほど固着してしまうこともあります。
普段あまり意識しないかもしれませんが、雨上がりにそのまま放置すると、一気に錆が広がってしまうことも。
見落としがちな“サビポイント”
他にも、以下のような場所も要注意です:
- フレームの内側
- 折りたたみ部分のヒンジ
- ネジやボルトの周辺
これらはぱっと見では分かりづらいため、気づいたときには錆が進行していた……ということも。
錆を防ぐためにできること
ブロンプトンを長く美しく、そして安全に乗り続けるために、錆対策は欠かせません。
以下のような対策が効果的です:
- 使用後はフレーム全体の水分をしっかり拭き取る
- 定期的に防錆スプレーや潤滑剤を使用する
- 錆止め用のコーティング剤で表面保護をする
こうした手入れをすることで、見た目の劣化を防ぐだけでなく、パーツの固着や構造的なトラブルの予防にもつながります。
まとめ
スチール製フレームならではのしなやかな乗り心地は、ブロンプトンの大きな魅力です。
でもその一方で、錆びやすさという弱点も確かにあります。
それを理解した上で、ちょっとしたメンテナンスを日常に取り入れるだけで、愛車をより長く楽しむことができます。
👉 防錆アイテムのおすすめ
がっかりポイント⑥地域や使用環境によって「合う人・合わない人」がいる
ブロンプトンは、都市部や電車移動が多い人にとって理想的な自転車です。
たとえば――
- 駅までの通勤
- 週末の輪行旅
- カフェの前でさっと折りたたんで持ち込む
こういった都市型の使い方においては、他の自転車にはない便利さとスマートさを発揮します。
でも、すべての人に合うとは限らない
一方で、たとえば…
- 坂道の多い地域に住んでいる
- 車での移動がメインで、輪行はほとんどしない
- 自転車を軽さ重視で選びたい
そんな方にとっては、ブロンプトンの強みが活きにくく、逆に「重さ」や「価格」ばかりが気になる存在になってしまうかもしれません。
「自分に合うか?」を冷静に見極める
ブロンプトンはとても魅力的な自転車ですが、全方位型の“万能機”ではありません。
使い方や環境によって、向き・不向きがあるのも事実です。
だからこそ――
「この自転車のメリットを、ちゃんと活かせる生活スタイルか?」
一度立ち止まって、自分の暮らしと照らし合わせてみることをおすすめします。
たとえば、こんな方におすすめ
- 都市部で電車移動+自転車を組み合わせたい方
- 車を持っていない or コンパクトな保管スペースが必要な方
- 自転車を“旅や街歩きの相棒”として楽しみたい方
反対に、
- ヒルクライム重視のスポーツライドをしたい方
- 自宅から出すたびに階段がある方
- 軽さ&コスパを最優先したい方
こうした方は、他の選択肢を検討してもいいかもしれません。
まとめ
ブロンプトンは、ハマる人にはとことんハマる、ライフスタイルに寄り添う一台です。
でも、その“使いこなし方”にピンとこないなら、あえて別の自転車を選ぶというのも賢い選択。
自転車選びは「スペック」だけでなく、「自分の暮らしとの相性」が大切。
そんな視点で選ぶと、ブロンプトンの本当の価値が見えてくるはずです。
その他:ちょっとした「あるある」や「気になる声」
ここまでで紹介した6つのポイント以外にも、ブロンプトン仲間から聞いた「ちょっとした不満」や「気になるポイント」をいくつかご紹介します。
あくまで“あるある”レベルではありますが、これからブロンプトンを買う人にとっては参考になるかもしれません。
◾ 空気入れがちょっと面倒?
「空気入れをする際、米式バルブだからちょっと不便なんですよね。」
イギリスの自転車なのに英式じゃなくて米式。
「なぜそこで米式?」と戸惑う方も。仏式ポンプがあれば変換は簡単ですが、最初は「あれっ?」となるかもしれません。
◾ 一生モノのはずが、なぜか台数が増える…
「これ1台で十分なはずだったのに、いつの間にか2台、3台……。」
ブロンプトンは不思議な魅力を持っていて、色や仕様違いのモデルを見ると「次はこっちも欲しいな」となってしまう沼があります(笑)
まさに“ブロ沼”現象。
◾ 高価すぎてオススメしづらい
「興味を持ってくれた友人にすすめたいけど、価格を聞いて『うわ、高っ!』って言われると、それ以上話しにくくなる…。」
気軽に「いいよ!」と言いたくても、価格(20万円〜)の壁があるのは事実。
でもそれだけの価値はあるんです。あるんですけどね……。
◾ 気軽なのに、停めるのは気軽じゃない
「カフェに寄りたくても、ブロンプトンが盗まれそうで気になって…。」
折りたためば室内に持ち込めますが、それでも高価な愛車を“外に置いておく”のは勇気が要るもの。
ロックは必須、防犯も気になる。結果、寄り道に慎重になるというジレンマ。
◾ メーカーの姿勢にモヤモヤ…
「日本ではT-LINEみたいなモデルがスルーされがちで、ちょっと寂しい。」
2台も持っているオーナーの本音です(笑)
海外限定モデルが日本に入ってこないこともあり、「ブロンプトン社、日本市場冷遇してない?」と感じる方も少なくありません。
どれも「ブロンプトンが好きだからこその声」。
不満というよりも、愛ゆえのツッコミや“ちょっとした不便”の共有です。
だからこそ、これらを知った上で「それでも欲しい」と思えたら、きっとあなたにとってブロンプトンは最高の相棒になります。
ブロンプトンっていいけど、他の折りたたみ自転車と比べてどうなの?
「ブロンプトンって良さそうだけど、他の折りたたみ自転車と比べてどうなんだろう?」
購入を検討している方なら、そんな疑問を一度は感じたことがあるのではないでしょうか。
ここでは、代表的なライバル車種である Birdy(BD-1) と DAHON を取り上げて、ブロンプトンとの違いを簡単に比較してみます。
Birdy(BD-1)
- 特徴:フルサスペンション・スポーティーな走り
- 前後サスペンション付きで、荒れた路面でも快適
- ホイール径が大きく、スピードに乗りやすい
- 独特な近未来的デザインで存在感あり
- 走り重視・スポーティー志向の方に人気
👉 長距離ツーリングやスポーツ走行を重視するなら、Birdyが有力候補。
DAHON(ダホン)
- 特徴:選択肢の多さ・コストパフォーマンス
- 折りたたみ自転車の定番ブランド
- エントリーモデルから上位モデルまで豊富
- 軽量・20インチモデルなど日常使いに最適
- 価格も比較的リーズナブルで、通勤用途にも人気
👉 「初めての1台」「予算を抑えたい」という方にはDAHONがマッチ。

BROMPTON(ブロンプトン)
- 特徴:折りたたみサイズのコンパクトさと実用性
- 折りたたみサイズが圧倒的に小さく、しかも自立して転がせる
- 長年変わらない設計による信頼性とパーツ供給の安心感
- 鉄フレームのしなやかな乗り心地
- 所有欲を満たす「道具感」と、街に溶け込むクラシックなデザイン
👉 都市部・輪行・自転車を“生活の一部”にしたい人にはブロンプトンがフィット。
🧭 どれがベスト?それは「使い方次第」
目的 | 向いているブランド |
---|---|
スピード・走行性能 | Birdy |
コスパ・軽さ | DAHON |
コンパクトさ・所有感 | BROMPTON |
結局のところ、どの折りたたみ自転車がベストかは、「どんな使い方をするか」で変わります。
- 通勤や街乗りがメイン?
- 輪行やカフェ巡りの旅?
- 荷物は多め?自転車は軽くあるべき?
など、自分のライフスタイルと照らし合わせながら、後悔のない選択をしていただけたらと思います。
値段と価値のバランスをどう考えるか?
ブロンプトンは、新車で20万円以上する“高級な部類”の折りたたみ自転車です。
「この値段に見合う価値があるのか?」――これは多くの人が悩むポイントではないでしょうか。
ブロンプトンの価値は“使い方次第”
ブロンプトンに惹かれる方は、単なる移動手段ではなく、
「生活の一部」「旅の相棒」「所有する喜び」といった感覚で選ぶ人が多いです。
この自転車は、たしかに気軽にポンと買える価格ではありません。
でも、何年も使い続ける中でじわじわと感じられる価値があります。
長く乗れば乗るほど「買ってよかった」と思える理由
- 堅牢な構造で10年以上乗ってもへこたれにくい
- パーツ供給が安定していて、修理・カスタムもしやすい
- リセールバリューが高い(中古市場で高値で取引される)
- そして何より、「乗るたびに楽しい」
そうした積み重ねによって、結果的にコストパフォーマンスは悪くないと感じる人が多いのです。
ただし、気をつけたいことも
「とりあえず1台、折りたたみが欲しい」
「安くて軽い自転車で十分」
こうした感覚でブロンプトンを選ぶと、価格とのギャップに戸惑う可能性もあります。
ブロンプトンは、“とりあえず”ではなく、“じっくり向き合って使う人向け”の一台です。
まとめ
価格だけを見ると「高い」と感じるかもしれません。
でも、それに見合う使い心地・所有感・安心感があるのが、ブロンプトンの魅力。
- 「長く乗れる折りたたみを探している」
- 「移動をもっと楽しくしたい」
- 「一生モノの相棒が欲しい」
そんな方にとっては、十分すぎるほど価値のある投資になると思います。
ブロンプトンを買ってよかった点は多数!
ブロンプトンユーザーの中には、もともとロードバイクに乗っていたけれど、気づけばブロンプトンばかりに乗るようになったという人がとても多いです。
私も、まさにその一人です。
なぜなら――「ブロンプトンならではの良さ」がたくさんあるから。
コンパクトだから、輪行・車載・保管が本当にラク!
ブロンプトンの折りたたみサイズは、他の折りたたみ自転車とは次元が違うほどコンパクト。
ポチローは、実はダホンの折りたたみ自転車も持っているのですが、ブロンプトンの小ささは圧倒的です。
輪行のしやすさ
電車で移動するときに、かさばらないことは超重要。
ブロンプトンなら、ホームでも電車内でも気を使わずに済みます。
このサイズ感がなければ、輪行の楽しさも半減以下になっていたと思います。
車載のしやすさ
車に積むときも、リアシートの足元やトランクにすっぽり収まります。
「積むのが面倒」と思わせないサイズは、旅先でのサイクリングを自然にしてくれます。
自宅保管もストレスなし
そして意外と重要なのが、家の中での存在感の小ささ。
ブロンプトンは自立するので、部屋の隅にスッと置いておいても邪魔になりません。
「片づける場所を考えなくていい」のは、思っている以上にラクなんです。
この「コンパクトさ」は、ブロンプトンの一番の武器。
それだけでなく、使い込むほどに実感する小さな便利さや愛着の積み重ねが、
「ブロンプトンばっかり乗ってしまう」理由になっていくのです。
折りたたみ・展開がすばやくできる!
ブロンプトンの魅力のひとつが、折りたたみと展開のスピードと簡単さです。
慣れてしまえば、10秒〜15秒ほどでスムーズに折りたたみ/展開が可能。
直感的な構造なので、初めての方でもすぐに覚えられます。
👇 その様子はこちらのショート動画でどうぞ
持ち運びもカンタン!
折りたたんだ状態では、フレームがしっかりまとまり、安定して自立します。
そのため、
- 片手で持ち上げるときもバランスが崩れにくい
- 引いて転がすこともできる
- エレベーターや狭い通路でもスッと通れる
など、実際に使う場面で「おっ、便利!」と感じる瞬間が多いです。
他の折りたたみ自転車とここが違う
他の折りたたみ自転車だと、たたんだ状態でもだら〜んと開きやすかったり、持ちにくかったりすることがあります。
でもブロンプトンは、折りたたみ状態そのものが“完成された設計”なので、不安定になったり、形が崩れたりすることがほとんどありません。
まとめ
- 折りたたみ・展開が速くて簡単
- 持ち運びやすく、自立・転がし移動も可能
- “だら〜ん”にならない完成された折りたたみ形状
この“機能美”も、ブロンプトンにハマる人が多い理由のひとつです。
専用のフロントバッグがとにかく便利!

この「専用フロントバッグの便利さ」は、実際に使ってこそわかる“神機能”です
ブロンプトンが長年支持され続けている理由のひとつに、
「専用フロントバッグ」の使いやすさがあります。
このバッグ、ブロンプトン専用に設計されていて、驚くほどスマートに使えるんです。
カチッと装着・スッと取り外し
専用バッグには、バッグフレームとアタッチメントが付属しています。
ブロンプトンのハンドル下にあるキャリアブロックに載せるだけで、「カチッ」とワンタッチで固定完了。
取り外すときも、キャリアブロックのレバーを引いてバッグを持ち上げるだけ。
ほんの数秒の動作で、まるで“自転車と一体化していたかのような感覚”が味わえます。
だから荷物を「背負わなくていい」
バッグがフレームにしっかり固定されるので、
- 重い荷物を背中に背負わなくていい
- 背中が蒸れない、汗をかかない
- 肩が凝らない、疲れにくい
という体への負担が激減します。
特に夏場や長距離ライドでは、この快適さが段違いなんです。
豊富なデザインで“おしゃれ”も楽しめる
用途や容量、デザインに応じて、ブロンプトン用のバッグは種類もかなり豊富。
- 通勤向けのブリーフケース風
- 週末ライド向けのカジュアルバッグ
- 雨にも強い防水バッグ
- そして旅先で映える限定デザインバッグまで!
その日の服装や気分に合わせて“コーディネート感覚”で選べるのも魅力です。
このフロントバッグの存在こそ、ブロンプトンが“道具”を超えて“ライフスタイル”になっている理由のひとつだと感じます。
内装変速は意外と便利なんです
ブロンプトンのCライン(6速モデルなど)で採用されている内装変速機構、
実はこれがかなり便利なんです。
停まったままでも変速できる!
内装変速の最大のメリットは、ペダルを回さなくてもギアチェンジができること。
つまり――
信号待ちなど、完全に止まった状態からでも変速OK!
これが市街地では本当に助かります。
ストップ&ゴーの多い通勤や買い物、街乗りライドでは、
「うっかり重いギアのまま止まっちゃった……」なんてときも、
サッと軽いギアに戻してからスタートできるので、体への負担がぐっと減ります。
メンテナンスもラク!
さらに嬉しいのが、メンテナンスの手間が少ないこと。
内装変速はギアがハブ内部に密閉されているため、
- チェーンの外れや汚れが少ない
- 雨やホコリにも強い
- 微調整の頻度が少なくて済む
といったメリットもあります。
「メカのことはあまり詳しくないけど、手間はかけたくない」という方にはピッタリです。
他にも「買ってよかった」と感じるポイントはたくさんあります
ここまでで紹介した以外にも、ブロンプトンには“使って初めて気づく良さ”がたくさんあります。
一気にご紹介します!
地味だけど、実はすごいポイント
- ロードバイクほどではないが、長距離も走れる
- 意外とパンクしない
- 折りたたんで店に持ち込める → 盗難リスクが少ない
- 坂道も意外と登れる(ギア比と軽さで健闘)
- 小さくて可愛いので愛着が湧く
- 「かわいい自転車ですね」と声をかけられる(←地味にうれしい)
- 自分好みにカスタムできる(カスタムパーツも豊富)
- 高級車を所有しているという満足感がある
- 調整や点検が永久無料だった(←お店による)
- 飛行機輪行も可能(預け荷物扱い)
実際のユーザーからの声も…
ブロンプトンを愛用している仲間からは、こんな声が集まっています:
「完璧な折りたたみ性能、堅牢さ、思った以上によく走る」
「同好の人たちがみんなフレンドリー」
「BWC(Brompton World Championship)に出られる」
「通勤に使うのでガソリン代が節約できた」
「疲れたら輪行で帰ればいいと思えるのが安心」
「ママチャリ感覚で気軽に乗れるけど、ママチャリより断然よく走る」
「どんな服でもOK!スカートでもいける」
「折りたたんだ時に転がせるので、持ち上げなくてもいい」
「折りたたみのギミックに心くすぐられる」
「“ブロンプトンというコミュニティ”で趣味の世界が広がった」
「何年乗っても型落ち感がない。デザインが変わらないのがいい」
「カスタムパーツが豊富で、いじるのが楽しい」
などなど、とても満足度の高い自転車であることが伺えます。
高性能+安心感:体重制限でも違いが出る
他ブランドと比べて、ブロンプトンの耐久性の高さが光るのがこちら:
ブランド | 体重制限 |
---|---|
BROMPTON | 110kg |
DAHON | 80kg |
Birdy | 80kg |
私自身、体重がある方ですが、ブロンプトンは不安なく、安心して乗れる一台です。
使えば使うほど、「なるほど、こういうところが便利なんだ」と実感できるポイントが本当に多いのがブロンプトン。
性能面だけでなく、感情面・所有感・コミュニティ感まで含めて、満足度の高い自転車です。
“ちょっと高いけど、長く愛せる相棒が欲しい”
そんな人には間違いなくおすすめできます。
ブロンプトンユーザーのリアルな声
今回は、いつも一緒に走っている“ブロ友”の皆さんにお願いして、
「ブロンプトンを買ってよかったこと」や「ちょっとがっかりした点」について、リアルな本音を聞いてみました。
実際に愛用している人の生の声だからこそ、きっと購入を迷っているあなたの参考になるはずです。








10年使ったからこそわかる、ブロンプトンの実力と魅力
筆者はブロンプトンを10年にわたって愛用し、年間3000km以上を走り続けています。
通勤や街乗りはもちろん、輪行を活かした旅行先でのライドまで、さまざまなシーンでブロンプトンを使ってきました。
はじめは戸惑った。でも、それが「味」になった
使い始めた当初は、ロードバイクに比べての車体の重さや、
2つのレバーで操作する独特な変速方式に戸惑いを感じたのも事実です。
でも、操作に慣れてくると、そういったクセもだんだんと「ブロンプトンらしさ」として受け入れられるようになり、
今ではむしろ、扱うこと自体が楽しいと感じるようになりました。
一番感動したのは、日常に溶け込む“携帯性”
なによりも心を掴まれたのが、折りたたみのしやすさと、その後の携帯性の高さ。
- 混雑する電車の中でも、他人の邪魔にならない
- 自宅でも、カフェでも、すっと置けるサイズ感
- 「持ち歩くストレス」がないから、出かける頻度が自然と増える
こういった便利さが、日常の中で静かに、でも確実に積み重なっていきました。
愛着は、使い込むほどに増していく
長く使っていると、自然とパーツ交換やメンテナンスのスキルも身につきます。
そしてそれは、ただの道具を**「一緒に育てていく相棒」**のような存在に変えてくれました。
「この一台を、ずっと使い続けたい」――
そんな気持ちが、年月とともに強くなっていったのです。
完璧じゃない。でも、それがいい
もちろん、気になる点がゼロというわけではありません。
- 長距離では、ロードバイクに比べて疲れやすい
- 輪行に慣れないうちは、少し手間取ることもある
けれど、それらは使い続けるうちに自然と慣れたり、工夫でカバーできる程度のものでした。
そして今、思うこと
「もっと早く買っておけばよかった」――
これが、10年間使い続けた今の素直な気持ちです。
ブロンプトンには、不便さを“楽しさ”に変えてくれる魅力があります。
それは、ただの移動手段ではなく、生活そのものを豊かにしてくれる存在感。
そう思えるようになったのは、長く使い続けてきたからこそわかったことでした。
結論:満足度の高い一台。迷っているなら、ぜひ乗ってみてほしい
ブロンプトンには、確かに「がっかりするかもしれない点」がいくつかあります。
でも、それを上回るほどの「買ってよかった!」という声や、実際のユーザーの満足度が多く寄せられています。
10年使い続けてきた私自身も、「この自転車を選んで本当に良かった」と感じています。
悩んでいる方がいたら、どうかためらわずに一歩踏み出してみてください。
ブロンプトンは、ただの移動手段ではありません。
あなたの毎日に、小さなワクワクと自由をプラスしてくれる、そんな特別な一台です。
きっと、楽しくて、心が軽くなるような“ブロンプトンライフ”が始まりますよ。
ブロンプトンを購入できるお店
ブロンプトンを購入するには、正規販売店から新車で購入する方法と、中古車を買う方法があります。
ブロンプトンの中古はメルカリなどで検索すると出てきますが、2025年4月時点では、年式が古くても新車と遜色ない値段で出品されていることから、特別な事情が無ければ、新車で購入することをおすすめします。
正規販売店
南風自転車店 札幌市豊平区豊平4条7-3-14 Tel. 011-831-8009 |
秀岳荘 白石店 札幌市白石区本通1丁目南2 Tel. 011-860-1111 |
※2023.5.15 調べ
ブロンプトンの正規販売店からの新車購入は対面販売が基本で、ネット通販で自宅に届くということができません。
とは言え、近くにお店があれば良いのですが、そうではないと、中々難しいところがありますよね。
ネットで購入できるワイズロードは心強い存在
ブロンプトンは人気の高い自転車ですが、取り扱い数が少なく、欲しいカラーやモデルがすぐに手に入らないことも珍しくありません。
そんな中で便利なのが、全国展開している「ワイズロード」さんです。
在庫確認&ネット注文が可能!
ワイズロードの公式オンラインストアでは、ブロンプトンの在庫状況をリアルタイムで確認できるのが魅力。
気に入ったモデルが見つかれば、そのままネットで注文も可能なので、
「お店を何軒も回って探すのが大変…」という方にとってはとても便利です。
店頭受け取り or 配送も選べる
さらに嬉しいのは、全国の実店舗で受け取りができる点。
- 「受け取りついでに調整もしてほしい」
- 「プロの手で最終チェックしてほしい」
という方には、店頭受け取りが安心ですし、
最近では配送対応も可能になってきているので、近くに店舗がない方でも購入しやすくなっています。