超省スペースに折りたたみができるブロンプトン(BROMPTON)ですから、輪行もバッチリとしやすいものです。
私は出張でもブロンプトンを持参して、出張先でブロンプトンを利用して移動しています。
そんな便利なブロンプトンですが、新幹線に乗る際に、最後尾の座席裏が空いていなかったらどうしようなんて、ちょっと不安になってしまったりする事ってありますよね。
せっかく最後尾の座席を予約したのに、先客の荷物が置かれていたり、はたまた、最後尾が予約できなかった時など、困ってしまうのです。
この記事では、そんな新幹線を利用したブロンプトンの輪行で、ブロンプトンの置き場所について、色々とご紹介したいと思います。なお、当記事は東海道・山陽新幹線が前提となります。
駅構内での移動
JRの規定では、自転車をすっぽりと覆いかぶせた状態の輪行袋を使用することが前提になっています。これは、改札を入ってから出るまでとなっています。 ですから、改札を入るまでは輪行袋から車輪を出して転がすことができます。
しかし、大きな駅や、新幹線を利用する場合は、改札からホーム、そして乗車する車両までは距離が長いことが多いと思います。この間、ブロンプトンを担いで移動するのは、かなり力が必要になります。
おすすめの輪行袋
ころが~る
私も愛用している「ころが~る」が一押しです。この輪行袋であれば、スーツケースと同じように、駅構内、改札内、どこでも楽々に転がして移動することができます。
収納時の見た目と重量はかなりのものですが、サドルの後ろにきちんと取り着けて走れば、私はまったく気にならずに走行できました。
注意点としては、ブロンプトンを入れて車内に置いたとき、そのままでは転がって行ってしまう可能性があるので、ベルクロの長いものや、ロープなどで固定しておく必要があります。
また、キャリア無しのブロンプトンを収納する場合は、板一枚を用意して自立できるように工夫しなければなりません。

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車内のどこにブロンプトンを置くか
最後尾の座席の後ろに置く
車両最後尾の座席の後ろにブロンプトンを置いてしまいます。
できれば最後尾の座席を予約します。最後尾の席が取れなかった場合は、ブロンプトンを置く際に、荷物を置いた場所の前座席の人に、ひとこと声をかけるようにしましょう。
なお、このスペースは最後尾の座席用の場所ではありませんので、他の方が荷物を置いている事もあります。
※2020年5月20日からは、ルールが変わりました。
詳細はこちらです:2020年5月からの特大荷物の扱いについて

先頭の席を予約して、足元に置く
車両の先頭の席を予約して、ブロンプトンを足元に置きます。窓側E席を予約します。横向けにすると、少しだけ隣の席にはみ出してしまうので、縦向きにブロンプトンを置きます。足元が狭くなりますが、ブロンプトンの上に足を乗せてしまうとか、なんとかできます。

車椅子スペースに置く
東海道新幹線の11号車には、車椅子を置くスペースがあります。その横の席を予約して、車椅子スペースにブロンプトンを置いてしまいます。
11号車の12番B席か13番B席を予約すると良いでしょう。なお、車椅子の座席はEX予約では予約できません。駅窓口へ直接か電話で予約して、切符を購入する必要があります。
グリーン車に乗って足元に置く
グリーン車は足元に余裕がありますし、座席の幅も広いため、足元にブロンプトンを置くことが可能です。
窓側の席を予約すると良いでしょう。グリーン料金が別途かかってしまいますが、おき場所を探すのに困ってしまうというリスクは低減できます。
棚に載せる(N700系)
この方法はかなりの場面で使えます。N700系の棚は奥行きがあり、傾斜もついているので、ブロンプトンを入れても落ちてくるような心配は無いほど、すっぽりと収まります。
出し入れしやすいように、DまたはE席を予約します。また、棚に載せるときのコツとしては、ペダル側を下、シートポストを奥にすることです。

ただし、10キロ以上あるブロンプトンを棚の上に持ち上げ、降車するときは、それを下す腕力が必要です。電車に乗る前に、その高さまで難なく上げ下げできる腕力があることを確認しておきましょう。
重量のある自転車ですから、必ず電車が停止してから出し入れします。また、周りに人が居る場合は、上げ下げの間だけでも危険が無い場所に避けてもらいます。
2020年5月からの特大荷物の扱いについて
2020年5月20日から、東海道・山陽・九州新幹線(東京~新大阪~博多~鹿児島中央)への特大荷物は「荷物スペース つき座席」の予約が必要になります。
参考URL:
「JR東海:特大荷物スペースつき座席 事前予約」
特大荷物とは、 荷物の3辺の合計(A+B+C)が 160 cm を超えるサイズをいいます。
ブロンプトンの3辺の合計は、おおむね 150 cm 以下なので特大荷物には当てはまりませんが、新幹線の車両最後部にある特大荷物スペースつき座席を予約した方がよさそうですね。