ロードバイクで行く!「しまなみ海道」と「とびしま海道」のサイクリング

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ロードバイクで「 しまなみ海道・とびしま海道サイクリング」に行ってきました。

春から計画はしていたのですが、今年の梅雨は長かったので、7月後半になって、やっと実行できました。

予定では、1日目に名古屋から尾道まで輪行して、”しまなみ海道”を走り、途中の伯方島でテント泊。

2日目は、 ”しまなみ海道” の残りを走って、今治からフェリーで岡村島まで渡り、適当なところで旅館泊またはキャンプ。

3日目は、”とびしま海道”を走ってから呉まで走り、呉から名古屋までは輪行で戻る。

以上のような予定でしたが、実際には一泊二日の慌ただしい旅になってしまいました。

では、「しまなみ海道・とびしま海道サイクリング」をごゆっくりお楽しみください。

※2015年7月のサイクリングを記事にしたものです。

タップできる目次

サイクリングの準備

予定では2泊3日でそのうち1泊はテント泊をしようとテンコ盛りの荷物を担いでのサイクリングでした。

自転車は折りたたみ自転車のDAHON SPEED FALCO で行くか、ロードバイクで行くかと悩みましたが、やはり快適なロードでいく事に決定。

途中でキャンプをするために、22Lのバックパックに荷物を詰め込みました。

バックパック
バックパックの中身

キャンプ道具満載のバックパックに詰め込んだ持ち物

左上から、湿布薬、蚊取り線香、ヘッドライト、折り畳み傘m、プラティパス、本二冊、クッションシート、歯磨き、インフレータ枕、予備電池、絆創膏、ウォームアップシーツ、スプーン、ウェットシート、エマージェンシーシート、コンプレッションバッグ小、中、イナーシャ、ロールペーパー、テント、チタンマグ、ガス、ストーブ

コンプレッションバッグには着替えを入れていて、それと、この時はあばら骨にヒビが入っていたので湿布薬も持っていきました。

ガイドブックは2冊用意して、行きの電車の中で何度も読み返しました。

”島走Book”も良かったけど、実際に走るときは、こちらの「しまなみ海道とびしま海道サイクリングマップ」だけで十分だと思います。

1日目 しまなみ海道

2015.07.24

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名古屋駅
新幹線で輪行

なぜか早起きしてしまったので、6:20名古屋発のぞみ95号で出発!

名古屋から福山までは新幹線で、福山から尾道までは山陽本線で行きます。

輪行袋を置くために、最後尾の座席を予約して乗車しました。

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尾道駅

尾道駅には、8:40ごろに到着。

通勤時間帯でしたので、迷惑だったかもしれません。

この時はロードバイク初心者で、配慮が足らずマナーに欠けていました。

反省しています。

尾道駅をでてすぐ右手に自転車組立場があるので、そこでササっと自転車を組み立てます。

このような場所が設けてあるのは、サイクリストにしてみると嬉しい限りです。

サイクリングロードの看板
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向島(むかいしま)行渡船のりば

向島行きの渡船のりばは、尾道駅から海を見て、右手前方にあります。

海を見れば目に止まる場所ですから、すぐに分かると思います。

運行時間と運賃表

渡船はピストン輸送のため時刻表は無く、朝6時ごろから夜10時までの運行です。

料金も船上で支払うので切符を買う必要もありません。

船がくるまでしばし待ちます。

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渡船(尾道側)

到着した渡船は、なんとなく中華風な雰囲気の屋根です。

乗り込むと係りの人が、料金を回収に来ますので110円を支払います。

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渡船(向島側)

尾道から向島までは、僅か数分で到着します。

ここから、いよいよ”しまなみ海道”を自転車で走ります!

桟橋からちょっと進むと”しまなみ海道”を示すブルーラインがありますので、それに沿って進みます。

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因島大橋(いんのしまおおはし)

因島と向島をつなぐ橋です。

橋を渡るためには、結構な高さまで坂を登らなければなりません。

島内は平坦な道ばかりですが、橋を渡るたびに橋の高さまで坂を登るのはキツイです。

しかも道がクルクル回っているので下りは目が回るかも。

でも、ラッキーなことに期間限定でしまなみ海道の橋は自転車・歩行者はすべて無料でした。

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因島大橋(自転車通路)

この因島大橋だけが、自転車と歩行者は車道の下を通るようになっていました。

この構造は今まで体験したことのない独特の雰囲気を醸し出しています。

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因島水軍城(いんのしますいぐんじょう)

ちょっと寄り道してみようと思ったのですが、私には辿り着けませんでした。

というのは、水軍城が悪いわけではありません。

このお城にはめっちゃめちゃきつい坂道を登らないと辿り着けません。

坂道苦手な初心者の私では、この猛暑の中ではさすがに城まで登る気力は無く、ここから眺めておしまいになってしまいました。

次は必ずお城まで辿り着きたい!

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生口橋(いくちばし)

生口島と因島をつなぐ橋です。

天気は良かったのですが、本当に暑い!!

ほとんどの橋の自転車道には休憩所がありましたので、何度も休憩しました。

それから、ルートの至る所にドリンクの自販機が設置してあるので、水分補給は心配なく走れました。

さすが聖地。

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手作りジェラートの店 ドルチェ

このお店は大きな駐車場があり、観光バスでお客さんが次々とやってきます。

観光バスのお客さんたちと重なると、行列に並ぶことになってしまいます。

人気ナンバー1の”伯方の塩&デコポンジェラート”をカップで食べました。

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お食事処 かねよし

瀬戸田に着いたのがお昼頃だったので、こちらのお店であなご丼定食を食べました。

なかなかのボリューム感で、大満足!

この後はお腹がパンパンで漕ぐのが辛いことになってしまいました。(^^;)

ジェラートを食べたばかりだったので、欲張らずにあなご丼だけにすれば良かった。

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多々羅大橋(たたらおおはし)

生口島と大三島をつなぐ橋です。

このつり橋には、途中に鳴き龍があります。

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多々羅鳴き龍

多々羅橋の自転車道を走っていくと、途中で”多々羅鳴き龍”と小さい看板があります。

橋から海面に目をやると潮流で渦を巻いていて竜のように見えました。

「ほーっ?これが何で鳴くんだろー??」っと勘違いをしていたら下の写真のように大きな看板がありました。

拍子木を叩くのね。(・o・)

拍子木を叩くと、不思議な音が響き渡ります。

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大三島の造船所

しまなみ海道には、あちらこちらに造船所があります。

本当に多いですね。

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鼻栗瀬戸展望台(はなぐりせとてんぼうだい)

この時期だからなのか、展望台には木が生い茂っていて、鼻栗瀬戸の潮流はここからは見えませんでした。

この展望台からよりも、大三島橋から見た方が眺めが良かったです。

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大三島橋(おおみしまばし)

伯方島と大三島をつなぐ橋です。

この橋の上から、こから鼻栗瀬戸の潮流を眺めてみました。

残念ながら当日は小潮で時間も悪かったので、あまり流れが分かりませんでした。

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伯方・大島大橋(はかたおおしまおおはし)

伯方橋と大島大橋が一体構造となっているそうです。

大島と伯方島をつなぐ橋です。

当初は伯方島でキャンプ泊するつもりでしたが、ここまでは意外と早く来てしまった。

まだ時間も早いし、この暑さの中でキャンプをするのはチョット避けたいと思い、しばし思案。。。

今治のホテルを予約できたのでそのまま今治へ向かう事にしました。

ホテルの予約をするために道端に止まってたら、ちょうど潮が流れていました。

まるで川のように流れが速くて、びっくり!

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来島海峡大橋(自転車上り口)

自転車専用の道路は、かなりの高さを上るために、らせん状になっています。

さすがに目が回りそうでした。(笑)

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来島海峡大橋(くるしまかいきょう おおはし)

大島と四国をつなぐ橋です。

全長4105 m の来島海峡大橋は、尾道側から走ると、ずっと緩い登り坂になっています。

思ったより長くて、うんざり気味。

どこまで続くのこの橋。。。

しかもずっと登ってる。。。

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今治の街並み

橋を走って、走って、やっと今治の街並みが見えてきました。

あと6~7キロ!!

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今治駅

15:45 しまなみ海道ゴール地点の今治駅に到着しました。

いや~疲れました。

特に暑さにやられた感じです。

今自転車を見てみると、フロントバッグにはスマホ用バッテリーや修理セット、サドルには輪行袋、ドリンクホルダーには保冷機能のある水筒が装備されています。

今は、フロントバッグは使っていませんが、保冷機能のある水筒は暑い時期は本当に便利です。

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今治アーバンホテル新館

当日予約したホテルに宿泊。

朝食もついて6200円はお得でした。 

コインランドリーもあるし、部屋に自転車も持ち込み可能でした。

そんなわけで後は酔いつぶれて寝てしまいました。快適な睡眠で疲れも取れましたよ。

2日目 とびしま海道

2015.07.25

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今治から岡村までフェリー

今治から岡村まではフェリーで移動します。

始発のフェリーで行きました。8:25発。

”せきぜん渡船”ですが、切符売り場を探すのに手間取ってしまった。

第2第3さん橋船客待合所と小さい看板があるだけでしたので、すぐに発見できず。

愛媛汽船のビルの手前にあります。 ストリートビュー

2023年現在では、立派な建物「みなと交流センター(はーばりー)」があるのですぐに分かります。(※2023.4.28.追記)

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せとうちサイクルーズPASS

自転車乗りの格好をしていたので、切符売り場の係りの人が、こちらのPASSを発行してくれました。

ちょっと割引されます。

大人1人と自転車1台で今治から岡村島まで950円でした。

せとうちサイクルーズPASS

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第3桟橋

岡村島へ渡るフェリーはこの第3桟橋から乗ります。

出発前のフェリーからは今治城が見えました。

もっと時間に余裕をもって、今治市内の観光もすれば良かったと反省です。

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フェリーにて

岡村へ向けて船は進みます。

途中来島海峡大橋をくぐるときは、その迫力に見とれてしまいます。

海から見ても本当に造船所が多いですね。

コンテナ船が行く。

船の往来が激しい。

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岡村港

左奥に見えるオレンジ色の船底が、先ほど乗ってきたフェリー。

岡村港からブルーラインにそって”とびしま海道”を走ります。

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岡村橋

岡村港からすぐに見える岡村橋。

向こうには平羅橋が見える。

岡村橋から海を見る。

青い海に青い空、そして中央には小島が見えて、とっても雰囲気が良いです。

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中の瀬戸大橋(右)と平羅橋(左)

平羅橋(へいらばし)を渡った後、ブルーラインから逸れて島の南側ルートへ進みました。

ここからは岡村橋、中の瀬戸大橋、平羅橋の三つの橋が一望できます。

残念ながら私のカメラには収まらなかった。

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大崎下島の南側ルート

御手洗の街並みを過ぎると、豊浜大橋まではずっと海沿いの平坦な道です。

自動車も少なくて、景色もいいから気持ちイイ!

ここで、御手洗の街並みの写真を撮るの忘れてしまった事に気づく。。。

次回は街並みが美しい御手洗で宿泊したい。

↓泊まりました!(2023.4.28.追記)

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豊浜大橋

豊浜大橋から海を見る。

天気が良いから景色もイイネ!

どの橋でも、中央で止まって景色に見とれてしまいます。

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豊島大橋

豊島大橋から海を見る

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大浦トンネル

こちらのトンネルは歩道を自転車で走れますが、片側にしか歩道がありませんので、ゆっくりと通行しました。

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蒲刈大橋(かまがりおおはし)

1979年10月開通。通称「安芸灘2号橋」

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であいの館

蒲刈大橋を渡ると、であいの館があります。

こちらの施設は高台にあって、瀬戸内海の展望がよい場所です。

地域の特産品や、食事、休憩所があります。

そして、この日も、とにかく暑かったのでかき氷に飛びついてしまいました。

展望台で景色を堪能しながら氷でクールダウン。

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安芸灘大橋

この橋を渡ると、”とびしま海道”は終りです。

海を見る

名残惜しいような気がして、ゆっくりと橋を渡りました。

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呉まで

電車に乗るために、呉までは一般道を走って行きます。

なかなかの交通量なので、慎重に走りました。

呉に向かう途中のトンネル。

ここは、車道を走るのはちょっと怖いので自転車を押して歩道を歩きました。

このずっと先にある、休山トンネルは自転車が快適に走れるように整備されていて良かった。

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ようやく呉に到着です。

こちらの潜水艦は自衛隊の資料館前 にありました。

まとめ

”しまなみ海道”は迫力があり巨大なつり橋が見ごたえ、走る醍醐味とも素晴らしいと感じました。

そしてそれぞれの島も広いし観光名所もあるので、今回のルート以外にも色んな楽しみ方ができそうです。

さすが聖地ですね。

”とびしま海道”は、個人的にはこっちの方が好きかも。

小さな島を渡って、そして渡る橋からの景色が素晴らしい。

サイクリングとしても車通りが少なく海沿いの平坦な道を磯の香を感じながら走るのはとても気持ちが良かったです。

さすが、何度も訪れたくなってしまう、サイクリストの憧れの地ですね。

最後に、、、あんなに沢山のキャンプ道具をバックパックに詰め込んで背負って走ったのに、実際はホテル泊だけでした。

猛暑の中、不要で重たい荷物をずっと背負ったまま走ったという自虐的なサイクリングでした。

思い出すだけでも、笑えてきてしまいます。


以上、「しまなみ海道~とびしま海道をサイクリング!ロードバイクで一泊二日」でした。

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