Speed Falco の欠点?
人気の Dahon Speed Falco ですが、「ハンドルの位置がちょっと高い」というのが、乗っている人の中では気になる事の第1位だと思います。
ハンドルの位置が高めだと、前傾姿勢が取りづらく、ポジションがしっくり来ないので、スピードが出せず、疲れやすくなってしまします。
サドルを後ろにしてみたり、シートポストを高めにしてみたりしても、今度はハンドルやペダルとの関係が悪くなってしまいますよね。
当記事では、そのハンドルの位置を少し低くするための打開策を紹介します。
打開策(1)ハンドルポジションチェンジャー
SATORI ABERHALLO ハンドルポジションチェンジャー
ハンドルの位置を下げるために、ハンドル・ポジション・チェンジャーというパーツを使ってハンドルの位置を変更する事が可能です。
ハンドルを少し遠くにして下げたり、逆に上げたりと、とても便利なパーツです。難点としては、ハンドルの中央が少しゴチャっとしてしまう事でしょうか。
ですが、値段も安く簡単にハンドルのポジションを変更できるというメリットは大きいので、折りたたみ自転車でこのパーツを使っている人はとても多いようです。※私も使っていました。
打開策(2) ハンドルポストの交換
そして、もう一つの方法として、今回の記事で紹介する、短いハンドルポストに交換する方法があります。
実は dahon のハンドルポストの交換は、ものすごく簡単な作業で、交換するハンドルポストと、6 mm , 10 mm のアーレンキーがあれば10分とかかりません。
今回ご紹介する作業では、純正のハンドルポストから、dahon Jet Stream 用のハンドルポスト (28 cm) に交換します。
———– スペック ———-
折り畳み方向:外折り(右折り)
適合ステム径:25.4 mm
適合コラム径:28.6 mm
アングル角:12°
長さ:280 mm
重量:553.8 g
交換手順
手順1:ハンドルバーの取り外し
ハンドルポストを交換する前準備として、ハンドルバーを取り外しておきます。これはクイックレバーのネジを外してしまえば、簡単に取り外しができます。
手順2:ハンドルポストの取り外し
次に、現在取り付けられているハンドルポストを取り外します。ハンドルポストを折りたたむと、下の写真のように 10 mm の六角穴があいた、ヘッドセットねじが出てきますので、このねじを 10 mm アーレンキーを使って取り外します。
6 mm のアーレンキーを使って、ハンドルポスト・クランプ(下の写真)のネジを緩めます。
ハンドルポストを上に持ち上げて、取り去ります。
手順3:ハンドルポスト取り付け
ハンドルポストを取り去ったら、今度は新しいハンドルポストを差し込んで、まずはヘッドセットねじを締めこみます。トルクは6.8-11.3 Nm
手順4:ハンドルバーの取り付け
ハンドルポストにハンドルバーを取り付け、ハンドルバーが前輪と垂直の位置になっている事を確認してから、ハンドルポスト・クランプのネジを締めつけて完了です。トルクは 11.3 Nm
ハンドルポスト交換前後の比較
下の写真のとおり、ハンドルポストの交換前はサドルよりも高い位置にハンドルがありましたが、交換後はサドルと同じくらいの位置まで下げることができました。
なお、今回交換したハンドルポストは前に傾いているため、サドルも少し前に出して調整しました。
乗ってみると、身長が 170 cm の私には丁度良い高さで、交換前に比べて乗りやすさは格段にUPしました。
Dahon Speed Falco について
Dahon Speed Falco について、詳しくはこちらの記事で紹介しています。以下の記事では幾つかのカスタムも紹介していますので、ぜひご覧ください。