自転車で公道を走る限り、絶対に避けては通れないタイヤのパンク。
運が良ければ、パンクしないけれども、運が悪いと、立て続けにパンクに見舞われてしまうものですね。
パンク修理時に空気を入れるための機材として、私は携帯用手動ポンプしか持たずに走っていました。でも、真冬の北風吹きっさらしの中をパンク修理するという痛い目にあった事もあり、携帯ポンプだけを携帯するよりも、CO 2 ボンベやパンク修理剤も携行した方が良いんじゃないかと検討することになりました。
でも、そんなに沢山のものを持って走るのも、重量を考えると、それはそれで悩ましいですよね。
今回の記事では、CO2ボンベと、手動ポンプの代表的な商品の紹介と、メリットデメリットを検討。そして、ツーリング時には何を持って走ったら良いのかを考えてみたいと思います。
CO2ボンベ
交換用ボンベセット
ド定番のTNI(ティーエヌアイ)CO2ボンベです。
こちらは仏式バルブのみ対応です。
使い方としては、ボンベを本体にねじ込み、本体の吐出バルブと自転車のバルブを接続して、バルブを少しひねるだけであっという間にタイヤが膨らみます。
その際に、ボンベがものすごく冷たくなる(怪我をする可能性があるほど)ので、赤い保護材を必ず取り付けてから作業します。
コンパクトに収納できますが、ボンベは1本で一回キリなので、使い切ったらもう終わりです。また、交換用のボンベも販売されていますので、ボンベだけを買い足すこともできます。一本当たり250円くらいでしょうか。
手動ポンプ
TOPEAK(トピーク) ポケット ロケット マスターブラスター
私がいつも携帯しているのは、TOPEAKのポケット ロケット マスターブラスター。通称ポケロケです。
ポケット ロケット マスターブラスターは、ロードバイクのタイヤ一本にそこそこの空気圧まで空気注入をすることが可能です。
サイクルジャージの後ろポケットに突っ込んで走っている人もいますね。
こちらのポンプはちょうどR250(アールニーゴーマル) ツールケース にすっぽりと収納することができます。
R250(アールニーゴーマル) ツールケースについては、こちらの記事に詳しく説明してあります。
ロードバイクに常備しておくツールケースの中身を全部紹介します。
TOPEAK(トピーク) ポケット ロケット マスターブラスター
ポケロケよりも小さく、携帯に便利なのがマイクロロケットです。この大きさでもポケロケと同じくらいの空気圧まで注入できるらしく、しかも、サイクルジャージの後ろにすっぽり入ってしまうサイズです。
空気入れを買い替えるなら次はこれだと決めています。
1個目はバルブ部分が緩んで走行中に脱落してしまいましたので、2回目の購入です。
出典:Amazon
小さくて軽く付けていても目立たない(車体がシルバーなので)のを優先で、悩んだ末にまた同じものを買いなおしました。
ポンピング回数はそこまで気になりませんし、ちゃんと高圧まで入ります。
短所はつくりが華奢なところでしょうか。これは最初に買った個体も同じでした。
シルバーの本体はヘアライン加工が綺麗ですが、すぐ汚れというか振動による擦れでムラがでてきます。
ポンピング時に握る取っ手の円筒部分と底(円)の部分が簡単に分離します(はめ込んでまた使えるんでいいのですが)。
表面処理のやわさ、収納時の嵌合の甘さといい、品質は10年近く前に買ったものと変わってないようです。
ロングラン製品となっているようですが、短所は改良されてないままでした。バルブのフタが付いたくらいです。
長所は小ささ軽さとデザイン、緊急時のインフレーターとして機能的には問題ないこと。
そこで満足すればよい商品です。もう少し価格が安ければなおよしです。
番外編:瞬間パンク修理剤
マルニ(Maruni) クイックショット K-600 仏式バルブ用応急瞬間パンク修理剤
空気とパンク修理剤がスプレー缶に入ったものが販売されています。こちらもCO2ボンベと同様に一瞬で空気注入ができ、さらに1mm以下の穴ならパンク修理も同時にできるというものです。選択肢としてこれもアリです。
クイックショットについては、こちらの記事で詳しく説明しています。
一瞬でパンク修理完了!!マルニ・クイックショットの使い方
メリット・デメリット比較
それぞれのメリット・デメリットを比較してみました。
Co2ボンベ | 携帯ポンプ | 瞬間パンク修理剤 | |
---|---|---|---|
メリット | ・数秒で空気注入が完了する。 ・コンパクトに持ち運びできる。 | ・何回でも使える。 ・ランニングコストゼロ。 ・コンパクトに持ち運びできるものもある。 | ・パンク修理と空気注入が同時かつ短時間で完了する。 |
デメリット | ・パンク修理は、保持しているボンベの本数までしかできない。 ・ランニングコストとして替ボンベが必要。 ・CO2は圧が下がりやすいかも。 | ・ポンピングに時間と労力がかかる。 ・物によってはかさばる。 | ・コスト高い(1回1000円くらい) |
まとめ
私の結論としては、短距離のトレーニング漕ぎの場合は、チューブ1本 + CO2ボンベ2本を携帯する。
ツーリング時は、上記に加えて、パンク修理キット+手動ポンプを携帯します。
以上、「自転車ツーリングで携帯するならどっち? Co2ボンベ or 手動ポンプ」でした。