通学用自転車のチューブ交換は、ロードバイクなどのスポーツ自転車と違って、車輪を外す作業がとても大変ですよね。
パンク修理なら、車輪を外さずにパッチを貼るだけなので20分もあれば自分で出来ますが、傷んでしまったチューブの交換となると、車輪を外す必要があるので、作業の難易度が高くなってしまいます。
でも、車輪を外さずに交換できるチューブがあるんですよ!
普通のチューブよりも高価ではありますが、後輪を外す作業の面倒くささや、自転車店へ持ち込む手間や時間、交換費用を考えると、コスパの良いチューブです。
この記事は、小学生の頃から30年以上にわたり自転車のパンク修理に取り組んできたポチローが、その経験を基にお届けします。
自転車のチューブ交換時期
自転車のチューブ交換は、何も問題がなければタイヤ交換と同時に行っている方がほとんどだと思いますが、走行距離が3,000㎞以上、または、使用期間が2年程度を目安に交換することが推奨されています。
パンクが頻繁におきるようであれば、ゴムの経年劣化や、チューブが傷んでしまっているので、チューブを交換しましょう。
特に、パンクしたまま自転車に乗ってしまうと、チューブを痛めてしまうので、パンクしたまま乗ってしまったら、必ずチューブ交換が必要になります。
チューブ交換時の車輪取り外しは、手間がかかる
ロードバイクなどのスポーツ自転車はクイックリリースなどで簡単に車輪の取り外しができますが、通学用自転車やママチャリではそうもいきません。
チューブにパッチを貼るだけの簡単なパンク修理とは異なり、チューブ交換では車輪の取り外しが必要で、これがとても手間がかかります。
前輪の取り外しであれば、左右のネジを緩めるだけで済みますが、後輪の場合、作業は複雑になります。スタンドやチェーン、泥除けなどを取り外し、その後で車輪を抜く必要があるのです。
そして、チューブを交換した後、これらの作業を逆順に行って車輪を再度組み付けるわけですが、この一連のプロセスが、特に初心者にとっては、かなりの手間と時間を要する作業になります。特に後輪の場合はチェーンの張り調整もしなければならないので、技術を要します。
パンク修理であれば20分程度で完了する作業が、チューブ交換となると、特に後輪では1時間以上を要することもあります。
シンコー・I-Tube(アイチューブ)は、車輪を外さずに自転車のチューブ交換ができます。
子供の通学用自転車にはパンク予防のシーラントを注入してあって、よっぽどのパンクじゃなければ大丈夫かと思っていましたが、見事にパンクをしてしまいました。
いつもならパッチを貼って直すのですが、パンクしたまま乗ってしまったらしく、ゴムがダメになってしまっているので チューブ交換をしなければなりません。
そこで、後輪を外さずにチューブ交換できる I-TUBE という商品が販売されていることを知り、使ってみました。

普通のチューブはドーナツ型ですが、このチューブは一本の棒状になっていて棒の先が真っ平らにカットされています。普通のチューブがO型なら、こちらはまさしくアルファベットの I 型です。

車輪を外さずにチューブ交換をする手順
それでは i-tube を使ったチューブ交換の手順を解説します。
このとき、バルブの根元にあるネジもチューブを取り出せるように取り除いておきます。
このとき、刺さっているもので手に怪我をしないように気をつけてください。
(重要)まずはバルブからタイヤに装着するのですが、この時にバルブからチューブの長い方が進行方向を向くように装着していきます。

ぴったりと重なっていないと良くありません。
バルブとは反対側からリムに入れるようにしてください。
チューブ噛みパンク防止のため。
作業してみて分かったのですが、これはかなり便利です。
車輪を外さずに交換できるので、10分足らずで交換できました!!
おすすめです!
I-Tube(アイチューブ)のバリエーション
24インチ
26インチ
27インチ
出先での急なパンク修理に!
面倒なチューブ交換の手間を減らすためにも、出先でパンクしたまま自転車に乗ってしまわないように、パンク修理剤を子供の通学カバンに入れておくようにしました。
マルニ(Maruni)の自転車用瞬間パンク修理剤は、タイヤ1本用の注入式修理剤で、直径1mmまでのキズ穴を瞬時に修理可能です。この修理剤は閉塞材とLPGガスを同時注入し、キズ穴をふさぐため、注入から約10秒後には走行が可能です。
英式バルブに対応しているので、普通の自転車での移動中にパンクしてしまった時に、この修理剤があればすぐに修理することができます。小さくて携帯性もあるので安心です。ぜひ、こちらのパンク修理剤をお試しください!
以上、「通学チャリの車輪を外さずに簡単チューブ交換!!」でした。
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