いなヴェロとは、毎年、三重県のいなべ市で開催されている、自転車のイベントです。
正式名称は「DENSO Presents いなべヴェロフェスタ2018 with KINAN Cycling Team」です。
コースは自由で、各地に設置されたチェックポイント(CP)や、エイドステーション(AS)を自分の行きたいところだけ通過すれば良くて、更に、各CPやASでは、お腹いっぱい(食べ放題)に、いなべ市の美味しいものが食べられるという。
肥満体の私には、ある意味危険なイベントでした。
各CPで配られるリストバンドを集めて、何ヵ所のCPをチェックしたかが、完走記録証に残ります。
今回走ったコース
なるべくなら辛い坂を走りたくないのと、食べたいものが近い順序で考えると、コースを時計回りで走ったら良さそうなので、メジャールートの逆回転で走りました。
途中、何箇所か間違えて戻ったりしています。
スタート地点
昨日は雨が降っていましたが、今日は曇りのち晴れの予報です。
さすが晴れ男の私ではありますが、朝7時頃の段階では、まだ曇りで、時折、霧雨が舞っています。
受付会場で、エントリー葉書を出して、コースマップとゼッケンを受け取りました。
ゼッケンはシールではなく、安全ピンで留めるタイプなので、恥ずかしながら会場の隅っこの方で上ジャージを脱いでゼッケンを取り付けました。
今日の持ち物は、いつものツールケースと、サーモス一本、サイクルジャージの後ろポケットには、財布、スマホ、ワイヤーロック、コースマップのみ。
スタート位置に並んで開始を待ちます。
川原自治会
スタート後、梅林公園を出てすぐに右折して坂を登ります。
これがけっこうキツイ。
一気に百メートルくらい登ります。
その後は下り坂で道路も濡れていたから、あんまり漕がずゆっくり目に走ります。
少し走ると、もう、川原自治会さんのCPに到着です。
ここでは、桜ブタのメンチカツ、新米おにぎり、みそ汁、酢の物、みたらし団子が提供されていました。
メンチカツは揚げたてで、めちゃ旨い。絶品です。そして酢の物がスッキリとさせてくれます。
正直言って、これでもう1食分あって、十分です。
阿下喜温泉
川原自治会さんのCPから、阿下喜までも読み通りの下り坂です。
快適に走っていきますが、あれほどスタート時に注意されていたのに、道路を並走して後続車にクラクションで怒られている参加者がいたのは残念です。
それも、私よりもずいぶん年長者のペアでした。
さて、阿下喜温泉に近づいて来ると、若いペアに追い越されます。
さすが若人は早いな。
300メートル先を左折!っと叫びつつ、その後は左折して行きました。
あれ??阿下喜温泉は右じゃなかったっけ??と私は右折して少し行くとイベントの旗が見えてきました。
あらら、若い二人は向こうに行っちゃったみたいです。
気づいて戻ってきたら良いですが、元々、寄らないつもりだったのかも知れないし。
さて、阿下喜温泉では、米藤さんの「ブリオッシュ」が提供されていました。
これ、見た目では想像ができなかったけれど、
「まいう~!!たまんなーい!!」
今度、絶対に買いに行くぞ!
そして、くじ引きで、温泉の招待券も当たっちゃいました~!!
「イエーイ!」
カエル様
阿下喜温泉から、カエル様までは、登り坂が多くなります。
わりとキツメの坂なので、肥満体の私としては
「遅くても漕いでりゃいつか着く」
作戦で、インナーローでひたすら回します。
なんとか、カエル様に到着してリストバンドをしてもらいます。
ここはCPのみで、補給は一切ありませんでした。リストバンドをはめてもらって、次のCPへ向かいます。
いなべ公園
カエル様から下り坂メインでいなべ公園に向かいます。
時折、スマホでルートをチェックしながら走りますが、一度、行き過ぎそうになってヤバかった。
西からいなべ公園のアプローチだったので、CPの入口が分からず、手前の公園駐車場に入ってしまい迷いました。
いなべ公園のCPでは、スタッフの方とジャンケンをして、勝つと濃厚マンゴープリン、負けるとマンゴージュースというイベントになっていました。
私はもちろん、勝ちましたよ!!
道の駅うりぼう
いなべ公園からは、先行する自転車の後を追って、うりぼうに向かいます。
ここはわりと交通量の多い道路を走るので、要注意です。
うりぼうに到着すると、鳥の唐揚げや、おにぎり、その他の惣菜がずらり、たっぷりと用意されていました。
お腹はもう、かなり一杯で、そして、次のデンソーさんでトンテキを食べたかったので、ここでの飲食は涙を飲んでパスしました。
「ううう(涙)。」
デンソー
うりぼうからほぼ平地を走り、デンソーさん手前の坂を登ったらすぐに工場の入り口です。
ここでは、何種類かのメニューからひとつだけ無料で食べることができます。
もちろん、私はトンテキをいただきましたよ。
「旨い!!」
ニンニクも入っていて、余計なパワーがみなぎってきます。
そして、お腹もパンパン!
こんま亭
今回のイベントで全員が期待していたと思われる、こんま亭さんです。
今までのCP、ASの中では一番賑わっていたのではないでしょうか。
店先には数え切れないほどの、川の流れのようにスイーツがズラッと並んでいます。
店員さんの親切そうな挨拶と、愛おしそうにスイーツを並べているご主人がとってもステキでした。
てんこ盛り食べるつもりで来たのですが、実はさっきまでのトンテキやマンゴープリンなどがぎっしりとお腹に溜まったままなので、あんまり食べられそうにありません。
「うーん。もうちょっとAS間の距離があれば腹ごなしできたかな?」
とか思いつつ、下の写真のスイーツをいただきました。
「いやー、めっちゃ美味いっす。」
お腹がいっぱいじゃなかったらおかわりするのに・・・
(ゴールした後で、ケーキを買って帰りました。)
緑香園
こんま亭で、お腹いっぱいになっていたハズなのに、 カキ氷の大をいただきました。
ご主人がとっても威勢よく作っていらっしゃって、ついつい大を。
しかし、このカキ氷、抹茶で作られたシロップがめちゃ美味い!ぺろっと食べちゃいました。さすがお茶屋さんです。脱帽!
青川渓キャンピングパーク
緑香園さんでカキ氷をいただいた後は、青川峡キャンピングパークのCPへ。
坂道は嫌だなーっと思っていましたが、意外とそんなにキツくなくて、普通にたどり着けちゃいました。
ハイエンド仕様のキャンプ場なので、めっちゃ綺麗です。
カヤック乗ったり自転車キャンツーなんかに行ってる私のような貧乏派には、高級ホテルのように見えてしまいます。
こちらでも補給は可能でしたが、お腹がいっぱい過ぎて、さすがにもう手は出なかったです。
三岐鉄道 伊勢治田駅~西藤原駅
伊勢治田から西藤原までは、計画通りにサイクルトレインに乗ることができました。
伊勢治田に到着したのが、電車が来る15分前だったので、良いタイミングでした。
ドリンクを自販機で補給してから電車に乗ります。
先頭の車両がサイクルトレインです。
一般のお客さんも乗られていて、びっくりされていました。
西藤原駅では特に何もなく、そのまま続行です。
次はサンクチュアリさんに向かいます。
サンクチュアリ
サンクチュアリさんに到着したころには、メインディッシュはすでに完売。
おにぎりとお漬物やドリンクがたくさんありました。
しかし、
「もう、食べられないの私。」
リストバンドだけもらって走り去りました。
来年はこっち回りでもいいなぁ。
草餅えぼし
サンクチュアリさんからR365を北上して、員弁川の橋を渡り、篠立パーキングを過ぎると、四角い白かんばんが並んだカーブがあります。
ここには以前は廃校になってしまった立田小学校の名前が入っていました。
カーブを過ぎると、上り坂は終わりです。
ここから上石津まではほとんどが下り坂です。
坂を下っていく途中に草もちえぼしさんはあります。
草もちのえぼしさんには、ライダーは誰もおらず私一人きりでした。
「逆で回っている人はあなたで二人目ですよ。」
午前中には、三百人くらい来ましたとのこと。
それでも、大量の草もちが並んでいて、ポケットに入れてもらえば良かったかなぁ~~~お腹いっぱいで食べられずに、梅ジュースだけいただいて帰ってきました。
かみいしづ緑の村公園
いよいよ、ゴール間近です。坂を下った後でここのCPはキツ目の坂を登らなければならず、ちょいと疲れます。
登りきった先で、小さいどら焼きを手渡され、お腹いっぱいでしたが、お茶ももらって、なんとか流し込みました。
中里ダム
最後に、とっておきの中里ダム管理道路を走りました。
ここは今日だけ走れるというスペシャルステージです。
眺めが良くて綺麗でした。
のどかな湖畔を満喫して、ダムカードもゲットです!
ゴール
ゴール後は、自分でリストバンドを切り離して、回ったCPの数を数えます。
スタート時のリストバンドも含め、私は15本のリストバンドをゲットできました。
貧脚のくせに、全部回るつもりで走ったので、時間を気にするあまり、各ASで落ち着いて食べることができませんでした。
来年もし参加出来たら、全部回らなくとも、狙いを定めてASで落ち着いて食べたいと思いました。
最後に
まるっと一日かけて、”いなべ”の美味しいものと自然を堪能することができました。
こんな楽しいイベントが来年も開催されると良いですね。
いなべ市の関係者の皆様、参加されたかたがた、楽しいひと時をありがとうございました。
以上、「いなヴェロ(いなべヴェロフェスタ)2018に参加してきました。」でした。
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