自転車を乗るときにヘルメットをかぶることは、事故による怪我を防ぐために大切なことです。しかし、ヘルメットをかぶる人が少ないことも問題になっています。
そこで、令和5年4月1日以降は自転車のヘルメットの着用を義務付ける法律が制定されています。義務化されることで、自転車を乗る人たちはヘルメットをかぶることが必要になります。
義務化によって注目度が高まった理由は、自転車に乗る人たちが安全に走るためには、ヘルメットをかぶることがとても大切だということが広く知られるようになるからです。また、義務化によってヘルメットの売り上げも増え、おしゃれで安全なヘルメットが増える可能性もあるということも注目されています。
つまり、自転車のヘルメットが義務化されることで、自転車を乗る人たちの安全が守られることが期待されています。
ヘルメットの選び方
ヘルメットは数千円のモノから3万円を超えるものまでたくさんの種類があります。
おおよその判断基準として、価格帯によって以下のように選ぶことができるでしょう。
・1万円未満のヘルメットは、普段使いや通勤など、短時間の使用に適しています。
・1万円台のヘルメットは、通気性や軽量性などの機能が備わっています。数時間単位のサイクリングに向いており、サイズ展開も豊富です。
・2万円台のヘルメットは、複数の機能が備わっており、運動量の高い人や競技でも使用可能です。サイズ展開が豊富で、着用感も選べる場合があります。
・3万円以上のヘルメットは、メーカーが持つ最高レベルの性能を備えており、競技志向の方におすすめです。価格は高めですが、安全性や快適性に優れています。
普段使いや通勤におすすめのヘルメット5選
帽子のような、ふだん着ヘルメット。
SICURE(シクレ)
女性用の「Sicure」は、細い同系色のリボンがアクセントになり、バックのリボンで上品な女性らしさを演出します。
広いツバは、日差しを遮り、立体感のあるエレガントなデザインになっています。リボンを使ったツバの跳ね上げ構造により、走行時のばたつきを抑え、視認性を確保しています。
また、夜間の安全性も考慮し、反射材素材を使用しています。
帽子部分は、気分やシチュエーションによって、オプションの専用帽子を付け替えて使用できるのも嬉しいですね。
着せ替え用帽子付き自転車ヘルメット
CAPOR(カポル) カメリア
デザイン性と安全性を兼ね備えた帽子兼ヘルメットです。季節や気分に合わせて帽子を変えることができます。また、街を歩くときにはオシャレな帽子として使用し、自転車に乗るときには安全かつ快適なヘルメットとして使用することができます。
CANVAS-URBAN(キャンバスアーバン)
オージーケーカブト(OGK KABUTO)のキャンバスアーバンは、都市部でのライディングに最適なヘルメットで、以下のような特徴があります。
スタイリッシュなデザイン:キャンバスアーバンは、都市部でのライディングに適した洗練されたデザインが特徴です。機能性とスタイリッシュな外観を兼ね備えており、カジュアルな服装ともマッチします。
軽量かつ快適:キャンバスアーバンは、軽量であるため、長時間のライディングでも疲れにくく、快適に過ごせます。また、内部のパッドは、吸湿性に優れた素材を使用しているため、ムレや汗を抑えることができます。
安全性に優れた構造:キャンバスアーバンは、強化されたポリカーボネート製のシェルと、内部にEPSフォームを備えています。これにより、高い耐衝撃性を実現し、事故時の衝撃から頭部を保護することができます。
多機能なヘルメット:キャンバスアーバンには、取り外し可能な日よけバイザーや、取り外し可能な内部パッドなど、様々な機能が搭載されています。これにより、さまざまな天候や使用状況に合わせたカスタマイズが可能です。
オージーケーカブトのキャンバスアーバンは、都市部でのライディングに最適なヘルメットとして、多くの人々から支持されています。
ふだん着ヘルメット・日常に安心を。電動アシストサイクルにも最適。
BRERO(ブレロ)
普段の自転車乗りに向けて設計されたヘルメットです。
スタイリッシュなデザインと高い安全性を両立させています。調整可能なインナーパッドが付属しており、サイズ調整が可能です。サイズは「57〜59cm」ですが、インナーパッドを変更することで、少し小さめのサイズの方でもピッタリとフィットします。通気口は少なめですが、普段の街乗りに最適です。安全基準である「自転車用・SG基準」にも適合しており、高い安全性能を発揮します。
スポーツライドに映えるニュースタイル。
CANVAS-SPORTS
「CANVAS-SPORTS(キャンバス- スポーツ)」は、スポーツバイクとのマッチングを意識した、エアロダイナミクスをイメージさせるニュースタイルの自転車用ヘルメットです。
スポーツライドに特化したロードバイクから、気軽なフィットネスやサイクリングに適したフラットバーのクロスバイクまで、幅広いアクティブなシーンで着用できるスポーティなデザインが特徴です。また、多彩なカラー展開があり、使用シーンやライフスタイルに合わせたカスタマイズが可能です。
機能面では、使い勝手の良いダイヤル式アジャスターを装備していて、上下3段階の頭部の調整が可能です。大型リフレクターが後部と左右に装備され、夜間でも安心して使用できます。さらに、別売りのバイザーを取り付けることで、カジュアルなスタイルに変更することもできます。また、市販のシリコンベルトタイプのテールライトを取り付けやすい設計になっています(一部、取り付けできないテールライトもあります)。※ライトは別途購入が必要です。
サイクリングにおすすめのヘルメット5選
スムーズな着脱が可能なマグネットバックルを装備した
CANVAS-URBAN MG
キャンバスアーバンの首紐は、磁力でしっかりと固定されるマグネットを採用しており、カチッとはまる快適な装着感を実現しています。この機能により取り外しや装着がとても簡単になっています。
デザインや機能はキャンバスアーバンと同じですが、新発売されてから人気があって品切れ状態が続いているようです。
スポーティでモダンな印象が好きな人向け
bern [バーン] ヘルメット MACON VISOR2.0
Bern(バーン)のMACON VISOR2.0は、スポーティでスタイリッシュなデザインが魅力的な自転車用ヘルメットです。以下の特徴があります。
スタイリッシュなデザイン:Bern MACON VISOR2.0は、スポーティでモダンなデザインが特徴的です。スキー用ヘルメットのような外観で、自転車の走行時に風を切ってスタイリッシュに魅せます。
安全性に配慮:Bern MACON VISOR2.0は、CPSCおよびEN 1078規格に適合した高い安全性のヘルメットです。Bernの独自技術であるZipMoldフォームが使用されており、衝撃から頭をしっかりと守ってくれます。
便利な機能が充実:Bern MACON VISOR2.0には、取り外し可能なバイザーが装備されており、太陽光から目を守ることができます。また、調整可能なフィットシステムが付属しており、自分の頭のサイズに合わせてフィット感を調整できます。
着用感の快適性が高い:Bern MACON VISOR2.0は、エアフローを最大限に活用した通気性の良いヘルメットです。また、軽量なZipMoldフォームと低いプロファイルのデザインにより、長時間のライドでも快適に着用できます。
レトロ感があるのにおしゃれなのが好きな人向け
Thousand ヘルメット ヘリテイジ
Thousand(サウザンド)ヘリテイジは、レトロでおしゃれなデザインが特徴の自転車用ヘルメットで、以下のような特徴があります。
デザイン性が高い:Thousandヘリテイジは、レトロな雰囲気があり、美しいデザインが魅力的です。通勤やレジャーなどでの使用にもぴったりで、周りの人たちから注目を集めることでしょう。
安全性に配慮:Thousandヘリテイジは、CPSCおよびEN 1078規格に適合した安全性の高いヘルメットです。ヘルメット内部には高密度のEPSフォームが使われており、衝撃から頭を守ってくれます。
快適性が高い:Thousandヘリテイジは、エアフローを最大限に活用した通気性の良いヘルメットです。また、微調整ができるダイヤルシステムを採用しており、自分の頭のサイズに合わせてフィット感を調整できます。
レトロなデザインと高い安全性、快適性が融合された、おしゃれで機能的な自転車用ヘルメットとして、自転車愛好家やファッションに敏感な方には特におすすめです。
ロードバイクやクロスバイクでスポーティに走りたい人向け
LAZER(レーザー) Genesis AF
LAZER(レーザー) Genesis AFは、高い安全性、快適性、そしてスタイリッシュなデザインが魅力の自転車用ヘルメットです。以下の特徴があります。
安全性に配慮:LAZER Genesis AFは、耐衝撃性に優れたインパクトフォームが内蔵されており、衝撃から頭を守ってくれます。また、MIPS(Multi-Directional Impact Protection System)を採用しており、側面からの衝撃にも対応しています。
快適性が高い:LAZER Genesis AFは、通気性が良く、ヘルメット内部の空気を循環させるAirFlow ventilationシステムが採用されています。さらに、装着感を高めるための調整機能が充実しており、サイズ調整やヘルメットの位置調整などが可能です。
LAZER Genesis AFは、シンプルでモダンなデザインが特徴的で、自転車に乗るだけでおしゃれな印象を与えてくれます。また、ヘルメットの側面には、反射素材が装備されており、夜間でも安全に走行することができます。
ロードバイクでレースにも参加するガチな人向け
オージーケーカブト(OGK KABUTO) IZANAGI
OGK KABUTOのIZANAGIは、以下のような魅力があります。
高い安全性:IZANAGIは、JCF(日本自転車競技連盟)およびSG規格に合格したヘルメットであり、強度や衝撃吸収性に優れています。また、頭部の前後左右全てをカバーするフルカバー構造で、より高い安全性を実現しています。
優れた通気性:IZANAGIは、8つの通気孔と大型のリアエアーシャッターを備えた通気性の良いヘルメットです。ヘルメット内部の熱を逃がし、快適なライディングを実現します。
軽量で快適なフィット感:IZANAGIは、軽量ながら高密度EPSフォームを採用し、頭部をしっかりと守ります。また、独自のアジャスタブルフィットシステムで、自分の頭の形に合わせてフィット感を調整できます。
IZANAGIは、スタイリッシュでモダンなデザインが特徴的です。マットな質感とヘルメット表面に施されたエッジの効いたラインが、より洗練された印象を与えます。
以上のように、OGK KABUTOのIZANAGIは、高い安全性と快適性を備え、さらにスタイリッシュなデザインが魅力的な自転車用ヘルメットです。
他にもたくさんあります!
自転車ヘルメットの義務化により、ヘルメットを使うことが一般的になってきました。また、ヘルメットを使うことで、事故による重大な負傷を避けることができます。
おすすめのヘルメットを使うことで、おしゃれな自転車ライフを楽しみながら安全に走行してくださいね。是非、自分に合ったヘルメットを選んで、安全かつ快適な自転車ライフを送りましょう。
さらにたくさんの中から選びたい場合は以下のリンクからどうぞ!
ヘルメットの義務化について
令和5年4月1日以降、道路交通法が改正され、自転車を運転するすべての人がヘルメットをかぶることが義務付けられました。また、同乗する人や児童・幼児を自転車に乗せる場合にもヘルメットの着用が必要です。
具体的には、自転車を運転する人は乗車用ヘルメットをかぶり、同乗する人にもヘルメットをかぶらせるように努めなければなりません。また、児童や幼児を保護する責任がある場合は、その子供たちにも乗車用ヘルメットをかぶらせるように努めなければなりません。
このような改正が行われた背景には、自転車に関する交通事故の減少や、安全意識の向上が目的とされています。
おしゃれで安心なヘルメットの重要性
自転車のヘルメットを選ぶ際には、デザイン性も考慮することが大切です。安全性はもちろん重要ですが、ヘルメットが自分のスタイルに合わなければ着用すること自体が億劫になってしまいます。しかし、デザインだけにこだわって安全性を無視するのは危険です。デザイン性と安全性をバランスよく考えて、自分に合ったヘルメットを選びましょう。
最近の自転車ヘルメットのトレンド
帽子のようなデザイン
ぱっと見ると、帽子のように見えるヘルメットが登場しています。さりげなく安全に気を使いたい人に人気です。
エアロダイナミックデザイン
エアロダイナミックなデザインが人気で、速度やパフォーマンスを重視するライダーたちに好まれています。
LEDライト搭載
ヘルメットにLEDライトが搭載されているものもあります。夜間のライドに役立ち、安全性も向上させます。
インテリジェント機能
センサーやBluetoothを利用して、自転車の速度や位置情報を取得することができるスマートヘルメットが登場しています。
ビンテージスタイル
レトロなデザインが再び注目を浴びています。古い時代の自転車ヘルメットを思わせるデザインやカラーが人気です。
カスタマイズ性
自分の好みに合わせてヘルメットをカスタマイズできるものが増えています。サイズやカラー、デザインなど、自分にぴったりのヘルメットを選ぶことができます。
ヘルメットの安全規格について
自治体によっては、自転車用ヘルメットの購入に対して助成金が出る場合があります。ただし、多くの場合で対象となるのは安全基準を満たしたヘルメットです。この安全基準を満たしたヘルメットには、安全規格の認証マークが付いています。認証マークは、ヘルメットの内側や外側側面、後頭部に貼られていることが多いです。
自治体によっては、どのようなマークが対象となるかが異なる場合があるため、詳細については各自治体のウェブサイト等で確認することをおすすめします。
(1)CEマーク
CEマークは、ヨーロッパ経済領域(EEA)内で販売される製品に対して必要なマークの一つです。ヨーロッパにおいて自転車ヘルメットは、個人保護具として扱われ、個人保護具の安全性を規定する欧州規格に基づいてCEマークが必要となります。自転車ヘルメットには、欧州規格EN1078に基づく試験をクリアした場合にCEマークが付与されます。EN1078は、自転車用ヘルメットに対して、耐衝撃性、保護性能、安全性などを規定しています。
(2)SGマーク
SGマークは、日本の法律である「製品安全法」に基づいて定められた、製品の安全性を示すマークです。ヘルメットについては、SGマークが付いている製品は、厳しい安全基準をクリアしているということを示しています。
(3)JCFマーク
CFマークは、日本自転車競技連盟が定める安全基準を満たしたヘルメットに付けられるマークです。このマークが付いたヘルメットは、自転車競技のレースに参加する際にも使用できます。一般的な自転車利用においても、JCFマークが付いたヘルメットを選ぶことで、より高い安全性を確保することができます。
JCFマークには2種類あります。緑(推奨)マークは、自転車競技連盟の定める「ヘルメットの性能およびその試験基準」に適合していて、公道などで問題なく使用できるということを示します。一方、白(公認)マークは、公道での使用はもちろん、日本自転車競技連盟および加盟団体の主催する競技大会指定のヘルメットとして使用できるモデルを示します。
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