ロードバイクに乗って走っていると、必ず登場する”坂道”。体重が90キロ超の私にとって、とにかく苦手なのがその”坂道”です。
坂を登るために、自転車を軽量化したり、ホイールを軽いものに換えたりと、出費はかさんでしまいます。
そして、お金をかけて軽量化したものの、やっぱり体力や漕ぎ方も見直さないと、坂を楽に上るのは辛いものですよね。
今回の記事ではロードバイク初心者が坂道を楽に上るための方法を紹介したいと思います。
坂を楽に上るために
まずは、お金をかけて坂を楽に上るようにしましょう。ホイールはぜひとも交換をお勧めします。これは努力せずに楽をできる定番です。(笑)
私は鉄下駄ホイールから、シマノのアルテグラに交換して、タイヤもチューブレスにしてみました。
そのようにして、”バネ下過重”を軽くする効果は、バッチリと現れて、坂道をかなり楽に上れるようになりました。
鉄下駄ホイールから軽量なホイールへの交換は、大袈裟ではなく、別の乗り物に乗り換えたような明らかな違いを感じられます。おすすめです。
アルテグラの後継機 WH-RS500
チューブレスタイヤ IRC RBCC
それでも、私は体重が90キロオーバーなこともあって、坂道を登るのはまだまだ辛いです。痩せれば楽になるよと言われたものの、痩せる方がもっと辛いのです。(笑)
ポジションを変えてみる(サドルの前側に座る)
もう一つの方法として、坂道に差し掛かった時に、ポジションを変えると、少しだけ楽になります。
坂を上る時に、サドル前の方、おしりの穴にサドルの先端が刺さるくらい前に座り直すと、あら不思議。なんだか少しだけ楽に登れるようになります。
これは、坂でペダルの踏み込む位置が変わったため、それに対応してポジションを変える事による効果です。
お尻に刺さらないフィジークの愛用サドル。私はかなり肥満体ですが、ブルではなくてカメレオンなのです。
ペダルを踏みこむタイミングを特に気にする
坂道に限らず、ペダルに力を入れるタイミングは非常に重要です。
坂道が苦手な自分にとっては、坂になるとスピードが落ちてしまい、とにかく力強く踏み込もうと、一番下の6時の方向までしっかりと踏み込んでしまいがちでした。
これは逆効果で、ペダルを下まで踏み込むと自転車は失速してしまいます。
坂道の場合、ペダルが一番上(できれば一時の位置) に来た時に、”一瞬だけ踏み込む”というイメージで漕いでみると良いです。
3時の位置で踏力がMaxになるように漕ぐのがベストなのですが、なかなか難しいですよね。まずは、”一番上に来たら一瞬だけ踏み込む”という漕ぎ方にしてみたら良いと思います。
自分も軽量化する
最後に、これは永遠のテーマなのですが、自分を計量化するのが何より効果があります。
この記事は2018年8月に書いたものですが、当時90キロあった私の体重は、2019年7月時点で72キロです。
糖質オフダイエットで、一気に体重を落としましたので、この減量によって坂を楽に上れるようになった効果は、笑顔がこぼれるほど実感できています。
無茶なダイエットはお勧めしませんが、自分を計量化することで坂が楽になるのは間違いありません。
まとめ
初心者が坂を楽に上るためには、まずは以下の3点を気にしてみましょう。
(1)ホイール・タイヤ・チューブを計量化する。
(2)坂道ではサドルの前の方に座る。
(3)ペダルは一番上で一瞬だけ踏み込む。
以上、「自転車で坂道を走るときは、サドルの前側に座ると意外と楽になります」でした。