本記事では、ガーミン(garmin)のサイクルコンピューターであるエッジ(edge)のClimbPro機能について詳しく解説します。
ClimbPro機能は、サイクリストが山岳地帯でのライドをより効果的に計画し、達成するのに役立ちます。
この記事を読むことで、エッジのClimbPro機能の使い方や設定方法、利点や注意点などを知ることができます。
ClimbPro機能とは?
エッジのClimbPro機能は、
山岳地帯でのライドに特化した機能
です。
この機能を使用すると、ライダーはルート上の登り坂の情報を取得し、その情報に基づいて自分自身を管理することができます。
具体的には、Climbpro機能は、ルートの登り坂セグメントに関する情報を提供します。
この情報には、セグメントの距離、平均勾配、最大勾配、標高などが含まれます。
この情報をもとに、自分のペース配分や栄養補給など考えて、より効率的なライドをすることができます。
また、Climbpro機能は、現在位置からルートの終点までの残りの距離や高度を表示することもできます。これにより、ライダーは自分がどの程度の距離を登ったのか、残りの距離や高度がどの程度あるのかを確認することができます。
Climbpro機能は、Edgeのすべてのモデルで利用可能です。(調査:2023.4.25.時点)
Edge 840、540から新たに追加された機能
ClimbPro – フリーライド
今までのClimbProは、ルート上に現れた勾配でのみ、起動されていましたが、Edge840と540からは、ルートを設定してなくてもでClimbProを自動的に起動する Free-ride ClimbPro という新しい機能が追加されました。
事前にルートを設定しておかなくても、ClimbProが起動されるというのは、かなり便利!
Climb Explorer
近くの坂道を見つけられる Climb Explorer ウイジェットという機能が追加されました。
こちらは、検索範囲、難度(クライムカテゴリー)を指定して、勾配のある道を検索することができます。
この機能を使うことで、果敢に坂を攻めることも、回避することもできます。
ところで、
830では廃止されたボタンが840からは復活したので、
この新機能を試すには、
タッチパネル&ボタンで操作が楽々のEdge840がイチオシです!
Climbpro機能の使い方
事前設定
以下では、Edge840での手順を説明します。
ホーム画面から 三 > [アクティビティプロフィール]の順に選択して、設定を変更するアクティビティプロフィールを選択します。
[クライム]を選択します。
[すべてのクライム] クライムスコアが1,500以上のクライム区間を表示します。
[勾配(中~大)] クライムスコアが3,500以上のクライム区間を表示します。
[勾配(大)のみ] クライムスコアが8,000以上のクライム区間を表示します。
[ナビゲーション中] ClimbPro機能をコースナビゲーション実行中( コース)または目的地へのナビゲーション実行中( ナビゲーションを開始する)のみ使用します。
[常時] ClimbPro機能をライド中に常に使用します。
ライド中
各クライム区間の開始地点に到達すると、ClimbProページが表示されます。
Climbpro機能の利点と注意点
ClimbPro機能には、以下のような利点があります。
- 登り坂でのペース配分がしやすくなる:
ClimbPro機能を使用することで、登り坂の勾配や残りの距離をリアルタイムで把握でき、自分に合ったペースで登り続けることができます。これにより、疲労を最小限に抑えながら、長距離のサイクリングを続けることができます。 - 繰り返し登り坂を走る場合に効果的:
ClimbPro機能を使用することで、同じコースを何度も走る場合に、戦略的な練習が可能になります。前回の走行での情報を元に、より効率的なペース配分を行うことができます。 - シンプルで使いやすい:
ClimbPro機能は、GPSデータを利用して自動的に勾配変化を計算するため、操作も簡単です。また、エッジ本体に表示される情報もわかりやすく、初心者から上級者まで幅広く利用できます。 - モチベーションの維持:
長い上り坂を分割して表示することで、励みやモチベーションを維持しやすくなる。
また、後どのくらい坂が続くのか分かるだけでも精神的にはかなり楽になります。
一方、注意点としては、以下のようなことが挙げられます。
- GPS信号の弱い場所では正確な情報が得られない:
ClimbPro機能は、GPSデータを利用して勾配変化を計算するため、GPS信号の弱い場所では正確な情報が得られないことがあります。特に背の高い木々に覆われた道路や高層ビルが多い都市部など、信号の受信が悪い場所では、機能が十分に機能しない可能性があります。 - ClimbPro機能を使用する場合でも、自分自身の体感や疲れを見て、判断をすることが重要です。ClimbPro機能は、あくまでも目安として利用することが望ましいです。
以上が、ClimbPro機能の利点と注意点です。自分のライディングスタイルや目的に合わせて、有効に活用してください。
まとめ
以上で、ガーミンのサイクルコンピューターであるエッジのClimbPro機能について紹介しました。ClimbPro機能を使うことで、登り坂でのペース配分がしやすくなり、サイクリングの効率を上げることができます。また、繰り返し登り坂を走る場合には、ClimbPro機能を使用することでより戦略的な練習を行うことができます。
ただし、ClimbPro機能は、GPS信号を利用して勾配変化を計算するため、信号が弱い場所では正確な情報が得られないことがあります。
ClimbPro機能は、あくまでも目安として利用することが望ましいです。自分のライディングスタイルや目的に合わせて、有効に活用してください。