自転車やキックボードの事故、ニュースでよく見るようになりましたよね。
急にクラクション鳴らされたり、車にぶつかりそうになったり、心臓バクバクの経験、自転車乗りなら一度はあるはず。
そんな「あぶなっ!」っていう時のために、自転車にカメラ、つまりドライブレコーダーをつけたくなる気持ち、ありますよね?
この記事では、どうして自転車にドラレコが必要なのか、どんな選び方をすればいいのか、ゆっくりわかりやすく説明しています。
ぜひ、チェックしてみて!
- 自転車用のドライブレコーダーの必要性・選び方
自転車にドライブレコーダーは必要か?
結論から言うと、自転車にもドライブレコーダーを取り付けた方が安心です。
自転車に関連する事故は増加傾向にあり、万が一にも、あなたが交通事故や煽り運転などの被害にあった場合でも、周囲の状況や車の動きを記録した映像は証拠として活用できます。
通勤や通学で日常的に自転車に乗る人や、サイクリングを楽しむ人は、ドライブレコーダーの利用をぜひ検討してください。
自転車事故の統計情報
警察庁の資料によると、2022年における自転車に関連する事故は、合計69,985件となり、前年比で291件増加しています。この数字から分かるように、自転車による事故は増加傾向が続いています。
更に注目すべきは、これが全体の交通事故に占める割合です。こちらは平成28年以降、着実に増え続けています。自転車事故が全体の事故数に占めるウェイトが大きくなっていることが分かります。
もしもの時に備える
いざという時に、録画しておけば良かった!なんて後悔をするよりも、自転車に乗る時には常にドライブレコーダーで録画するようにしておけば、必ず役に立ちます。
自転車用ドライブレコーダーを使うメリット
万が一の事故・盗難時の証拠として利用できる
- 事故時の証拠として有力:
ドライブレコーダーが事故発生時の映像を記録している場合、それは有力な証拠となります。映像は事故の瞬間や周辺の状況を詳細に捉えているため、事故の原因や責任を特定するのに役立ちます。これは自転車事故の紛争解決や保険請求において非常に重要です。
- 証言や記憶の補完:
人間の記憶は不確かで、事故の瞬間の出来事や詳細な状況を正確に覚えていることは難しい場合があります。ドライブレコーダーの映像は客観的かつ正確な情報を提供し、証言や記憶の補完として機能します。
- 法的な証拠に:
事故発生時、ドライブレコーダーの映像は法的な証拠としても利用されます。裁判や紛争解決の際には、映像が法廷で証拠として提出され、事実関係の明確化に寄与します。
- 保険請求に有利:
事故の際、ドライブレコーダーの映像があれば、自転車保険の請求時に有益な情報となります。保険会社に対して事故の状況を的確に伝えることができ、スムーズな請求処理に寄与します。
自分自身の運転を見直すことができる
- スキルの向上:
ドライブレコーダーが自転車のライディングシーンを記録していると、その映像を後で再生することで、自身の運転スキルや行動を客観的に確認することができます。この反映を通じて、改善点や注意すべきポイントを見つけ出し、運転スキルを向上させる手助けとなります。
- 危険な状況の認識:
ドライブレコーダーが録画した映像を振り返ることで、危険な状況や交通の混雑、特定の場所の映像を確認することができます。これらの映像を元に、次回のライディング時により慎重かつ安全な判断ができるようになります。
- 姿勢やテクニックの改善:
ドライブレコーダーが後方や周囲を録画していると、自分や仲間のライディングポジションやテクニックを確認できます。これにより、ライディング時の姿勢やテクニックの改善点を見つけ出し、効果的なライディングスタイルを身に着ける手助けとなります。
走行時の風景や状況を記録できる
- 風景やルートの記録:
ドライブレコーダーが周囲を録画していると、サイクリング中の美しい風景や通過したルートを詳細に記録できます。これにより、後で振り返ったり、友人と共有したりすることができます。
- サイクリング体験の保存:
走行中のドライブレコーダーの映像は、サイクリングを生き生きとした形で保存できます。自転車でのライドでの特別な瞬間を後で見返すことで、楽しい思い出として残すことができます。
- アクションスポーツの記録:
ドライブレコーダーを使用して、自転車でのアクションも記録することができます。ジャンプや曲がりくねった道を駆け抜ける様子を映像で捉え、スポーツのパフォーマンスを記録することが可能です。
- 旅行やツーリングの思い出に:
自転車での旅行やツーリング中に、ドライブレコーダーが録画した映像は旅の思い出として残せます。仲間とのサドルトークや観光地の風景を映像で記録することで、旅行の思い出を鮮明に残せます。
- 天候や交通状況の記録:
ドライブレコーダーが記録する映像には、天候や交通状況などの状況も含まれます。これにより、特定の日時や場所での天気や交通事情を確認することができ、次の旅行計画やイベントの際に役立ちます。
自転車用ドライブレコーダーを使うデメリット
自転車用ドライブレコーダーを使用する際のデメリットについても考えてみましょう。以下は、その一般的なデメリットについての説明です。
コスト:
- 高性能な自転車用ドライブレコーダーは、高価な場合があります。また、本体の価格だけでなく、必要なメモリーカードや取り付け用のアクセサリーのコストも必要になります。
予算に余裕がない場合、コストがハードルとなる可能性があります。
メンテナンスと電源管理:
- ドライブレコーダーは電源を必要とするため、バッテリー駆動のものは充電が必要です。バッテリーの持続時間や充電頻度によっては、定期的なメンテナンスや充電作業が面倒に感じられることがあります。
プライバシーの懸念:
- ドライブレコーダーが録画する映像には、個人や他の参加者の姿が映り込むことがあります。これが公共の場での利用であれば問題ない場合もありますが、プライバシーに関する懸念が発生する可能性があります。
データ管理:
- ドライブレコーダーが記録したデータを管理する必要があります。特に長時間のサイクリングやトレーニングを録画した場合、大量のデータが生成されるので、これを整理・保存する手間がかかります。
自転車のドライブレコーダー選びのポイント
鮮明な動画を撮ることができるカメラ性能
周囲の車のナンバープレートがはっきりと撮影できるものを選びましょう。
そのためには、「1080p」以上の解像度で、動画の滑らかさを示す「fps(フレームレート)」も60fps以上のものが必要です。
夜間や広い範囲を撮影できる十分な視野がある広角レンズかもチェックしましょう。
撮影したい方向(前向き、後ろ向き、360度)に取り付けできるかも確認してください。
給電方法や連続撮影時間をチェック
撮影中にバッテリーが切れないように、自分のサイクリング時間に耐えるだけのバッテリー性能が必要です。また、途中でバッテリーが切れても、撮影を続けながら給電できるかどうかも確認しておきましょう。モバイルバッテリーなどから給電できると便利ですね。
耐久性や動作温度帯をチェック
自転車での利用に耐える頑丈な設計や、対応する動作温度帯を確認することが重要です。炎天下や真冬でも使えるような動作温度帯、そして天候の急変や長時間の使用でも頼りになる性能のカメラを選びましょう。
取り付けやすさや、取付場所を確認
カメラの取り付けやすさ、取り付け場所の確認も忘れずに行いましょう。取り付けが簡単で、自転車にスムーズに取り付けできるデザインかどうかを確認すると良いですね。また、エアロシートポストでも取り付けられるかなど、取り付けたい場所に実際に取り付けられるかも確認しておくと便利です。
スマホ連携などの方法
スマートフォンとの連携や、撮影した動画の確認方法も確認しておきましょう。スマートフォンとの連携がスムーズで、撮影した動画を簡単に確認できる機能があると便利です。アプリや接続方法を把握し、外出先でも手軽に動画の確認ができるかも重要です。
安心できるメーカー製を選ぼう
安心して使えるカメラを選ぶために、信頼性のあるメーカー製品を選ぶことが大切です。実績のあるメーカーは品質管理がしっかりしており、サポート体制も充実しています。レビューや評判を確認し、信頼できるメーカーから製品を選ぶと、不具合やトラブル時にも安心感があります。
まとめ
自転車にドライブレコーダーをつけることは、事故や盗難があったときのために役立つだけでなく、自分の運転を振り返ることができるなど、いくつかの大きな利点があります。そして、費用やメンテナンス、プライバシーやデータ管理の問題も考える必要があります。
選ぶときは、画質、バッテリー持続時間、耐久性、取り付けやすさ、スマホとの連携、信頼できるメーカーかどうかをチェックしましょう。
まとめると、ドライブレコーダーは自転車をもっと安全に楽しむために必要なアイテムだと言えますよね。
以下は、開発者がロードバイク乗りというドライブレコーダーのレビュー記事です。ぜひ読んでみて下さい。