ETRTO:The European Tyre and Rim Technical Organisation(エトルト)は、ヨーロッパの自転車業界でタイヤとリムの基準を定めている組織です。
ETRTOの規格に従っている製品は、自転車のタイヤとリムがうまく合うことが保証されます。
ETRTOは、自転車業界全体で広く使われていますので、ETRTOを使えば、より簡単にパーツを選ぶことができます。
タイヤサイズは何故ややこしいか?
タイヤサイズを表す規格は、WOインチ、WOミリ、HE、ETRTOの4パターンがあります。
WOインチは、おおよそのタイヤ外径をインチで表して、タイヤの幅を分数で表します。
例:20×1-1/8
WOミリは、おおよそのタイヤ外径とタイヤの幅をミリで表します。
例:700×25c
HEは、おおよそのタイヤ外径と幅をインチで表します。
例:26×1.95
なんとなくお判りでしょうが、”おおよそのタイヤ外径”を表しているので、リムにハメる内径のサイズじゃないんですね!
つまり、リムにハメるタイヤ内径が非公開でバラバラなので、おなじようなサイズ表示のWOとHEでは内径が異り、リムにハマらないということになります。
そこで、登場したのがETRTO規格で、こちらはタイヤ幅とビード直径(タイヤ内径)をミリ単位で表示していますので、この規格を基準にすれば、迷うことはありません。
ETRTO(エトルト)451とは
ETRTO(エトルト)はETRTO:dte European Tyre and Rim Technical Organisation(欧州タイヤリム技術機構)の略称で、同機構によって策定された規格です。
ETRTO規格451とは、自転車用タイヤの規格の一つで、タイヤのリム部分の直径が451mmであるものを指します。
ETRTO規格451は、主に折りたたみ自転車や一部のBMX自転車などで使用されます。
ETRTO規格451と通常の20インチタイヤ(ETRTO 406)との違いは?
一般的な20インチタイヤ(ETRTO 406)とETRTO 451のタイヤの最大の違いは、その直径にあります。
通常の20インチタイヤの直径は約406mmですが、ETRTO 451のタイヤの直径は451mmです。また、ETRTO 格451のタイヤの幅は、20インチタイヤよりもわずかに狭く、19mmから23mmの範囲内に収まります。このように、ETRTO規格451のタイヤはより大きく、より細長い形状をしており、よりスポーティーな乗り心地や速度を実現することができます。
ETRTO規格451とETRTO規格406は、両方とも自転車用のタイヤ規格であり、直径や幅などの仕様が異なります。
ETRTO451タイヤのWO規格サイズは、WO 20×1-1/8 だが、WO規格の”20”は、タイヤ外径がおおよそ20インチだから、きっちり20インチではない。
以下にそれぞれの特徴とメリット・デメリットを説明します。
ETRTO規格451の特徴とメリット・デメリット
ETRTO規格451のタイヤは、直径が451mmで、20インチと呼ばれるサイズよりもわずかに大きいサイズです。
ETRTO規格451のタイヤは、軽量化や空気抵抗の軽減が期待できるため、競技用自転車や高速走行を目的とした自転車に適しています。
一方で、ETRTO規格451のタイヤは、一般的な20インチタイヤよりも少し高価であり、交換用のタイヤやチューブを探すのが難しい場合があるというデメリットがあります。
ETRTO規格406の特徴とメリット・デメリット
ETRTO規格406のタイヤは、直径が406mmで、一般的な20インチと呼ばれるサイズです。
ETRTO規格406のタイヤは、一般的な自転車に使用されるため、交換用のタイヤやチューブを探すのが比較的簡単であるというメリットがあります。
一方で、ETRTO規格406のタイヤは、軽量化や空気抵抗の軽減といった面では、ETRTO規格451のタイヤよりも劣るというデメリットがあります。
ETRTO規格451を使用する自転車の例
ETRTO規格451のタイヤを使用する自転車には、一般的には折りたたみ自転車が挙げられます。折りたたみ自転車はコンパクトに折り畳めるため、移動や収納に便利です。また、小径車であるため、スピードが出やすく、扱いやすいのが特徴です。
また、トライアスロン競技やタイムトライアル競技でもETRTO規格451のタイヤを使用することがあります。小径車であるため、空気抵抗が小さく、スピードアップが期待できるためです。ただし、小径車であるため路面の凹凸に弱く、安定感が低くなるというデメリットもあります。
ETRTO規格451に関する一般的な疑問
- ETRTO規格451はどのような自転車に使われるのでしょうか?
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ETRTO規格451は、通常の20インチ自転車よりもわずかに大型のタイヤサイズに使用されます。例えば、折り畳み自転車や、BMX自転車などが挙げられます。
- ETRTO規格451はどのような利点があるのでしょうか?
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ETRTO規格451は、通常の20インチ自転車よりもわずかに大型のタイヤを使用することで、高速走行時の安定性や乗り心地の向上が期待できます。また、20インチよりもサイズが大きいため、一般的な20インチ自転車よりも高い走行性能が発揮できます。
- ETRTO規格451を使う自転車は、一般的な20インチ自転車と比べてどのような違いがあるのでしょうか?
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ETRTO規格451を使用する自転車は、一般的な20インチ自転車と比べて、タイヤがわずかに大きくなるため、乗り心地が良くなるとともに、高速走行時の安定性が向上します。また、一般的な20インチ自転車よりも高い走行性能が期待できます。
- ETRTO規格451に対応したタイヤはどこで購入できるのでしょうか?
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ETRTO規格451に対応したタイヤは、自転車専門店やインターネット通販などで購入することができます。
- ETRTO規格451の歴史や背景について教えてください。
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ETRTO規格451は、欧州自転車タイヤ・リム・バルブ工業会(European Tyre and Rim Technical Organization)によって定められた規格です。この規格は、1980年代初頭に定められ、以来、欧州で広く採用されています。
ETRTO規格451を活用するためのヒントとアドバイス
ETRTO規格451を活用するためのヒントとアドバイスをご紹介します。
適切なタイヤを選ぶ
ETRTO規格451のタイヤを選ぶ際には、ETRTO規格に準拠したタイヤを選ぶことが重要です。ETRTO規格に準拠したタイヤは、安全性や性能が保証されています。
適切なリムを選ぶ
ETRTO規格451のリムを選ぶ際には、ETRTO規格に準拠したリムを選ぶことが重要です。ETRTO規格に準拠したリムは、タイヤとの適合性が高く、安全性や性能が保証されています。
サイズを確認する
ETRTO規格451のタイヤやリムを選ぶ際には、サイズを確認することが重要です。適切なサイズを選ぶことで、安全性や性能を最大限引き出すことができます。
メンテナンスを行う
ETRTO規格451のタイヤやリムを使用する際には、適切なメンテナンスを行うことが重要です。定期的な清掃や点検を行い、異常があれば早期に修理や交換を行いましょう。
適切な空気圧を保つ
ETRTO規格451のタイヤを適切な空気圧で保つことは、安全性や性能を引き出す上で非常に重要です。適切な空気圧を保つことで、タイヤの寿命を延ばし、快適な走行を実現することができます。
まとめ
今回は、ETRTO規格451について解説しました。
ETRTO規格451とは、直径が451mmのタイヤ規格であり、一般的には折りたたみ自転車に使用されます。
ETRTO規格451の特徴としては、小径車であるためスピードが出やすく、コンパクトに折り畳めるため移動や収納に便利です。また、トライアスロンやタイムトライアル競技でも使用されますが、路面の凹凸に弱く安定感が低いというデメリットがあります。
ETRTO規格451を活用するためのヒントとしては、適切な空気圧を保つことや、グリップ力の高いタイヤを選ぶことが挙げられます。
また、ETRTO規格406との違いについても触れました。ETRTO規格406は直径が406mmのタイヤ規格であり、BMXや折りたたみ自転車に使用されます。直径が異なるため、互換性がない点に注意が必要です。