意外と簡単!チェーン清掃と注油で、自転車の快適性がアップします

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チェーンから異音がしたり、真っ黒に汚れてしまってはいないでしょうか?本来、チェーンからはほとんど音がしないものですし、チェーンの色はシルバーなのです。

チェーンが黒くなっていしまっているのは、汚れがチェーンオイルとからまっている状態です。このような状態では汚れが抵抗となって、本来の自転車の性能を引き出せていないでしょう。

真っ黒に汚れたチェーン

 チェーンを丸ごと洗って注油をすることで、自転車の乗り心地をアップ(元々の乗り心地に戻す)することができます。

当記事ではカンタンな清掃方法から、ひと手間かけてスッキリ綺麗にする方法と、注油について解説しています。チェーン清掃の参考にしていただければ幸いです。

タップできる目次

簡単手軽に汚れを落とす方法

ホームセンターなどで売っているパーツクリーナーで汚れを洗い落とします。
非常に安価(1本2~300円くらい)なものですので、手軽に使う事ができます。

パーツクリーナーはかなりの勢いで噴射されるので、作業前にその勢いを確認しておいた方が良いでしょう。

市販のパーツクリーナー

作業方法は超簡単で、ウエスなどでチェーンを下から掴むようにして、パーツクリーナーをチェーンにスプレーするだけです。スプレーの勢いと洗浄液でチェーンの汚れを洗い流してくれます。

揮発性が高いので、すぐに乾いてしまいますので、スプレーすると同時に、ウエスで磨くようにします。

下の写真のように、チェーンからは真っ黒な汚れが出てきます。

チェーンクリーナー

注意点としては、樹脂やゴム部分にパーツクリーナーがかかると、劣化しやすくなることがありますので、気になる方は樹脂やゴム部分への影響が少ないワコーズのBC-9ブレーキ&パーツクリーナーがおすすめです!

少し手間はかかるけど綺麗になる方法1

よく見かける洗浄液を専用のケースに入れて、チェーンを挟み込んで洗浄するタイプのクリーナーを使ってチェーンを洗浄します。

清掃の手順は以下のようになります。
(1)自転車をメンテナンス台などに固定します。チェーンの下側と後輪あたりに、ディグリーザーがたれますので、新聞紙やビニール袋などで保護します。
(2)チェーンクリーナーにディグリーザーを入れて下側にあるチェーンを挟むようにセットします。
(3)ペダルを逆回転させて、チェーンを送ります。クリーナーの中をチェーンが通ると、ブラシで清掃されていきます。このとき、チェーンを下の方にテンションをかけてやると、回しやすいです。ペダルを正回転させると、後輪が回ってしまいますので、逆回転がおすすめです。
(4)ある程度の汚れが落ちたら、今度はクリーナーの中を水だけにして回します。水の汚れがなくなるまで、水を入れ換えて回します。
(5)クリーナーを外して、チェーンとスプロケットやギヤについた水分を綺麗に拭き取ります。水分が乾くまで放置します。

この方法は、次に紹介する方法を知るまでは定期的に行ってきました。ディグリーザーが飛び散ったりと、意外と作業場所周りが汚れてしまうのがちょっと気になっていました。

少し手間はかかるけど綺麗になる方法2 <= おすすめ!

ワコーズのチェーンクリーナーは乾燥しずらいので、じっくりと時間をかけてチェーンを清掃することができます。そして使う量も少なくて済むのが特徴です。

チェーン清掃の手順としては、以下のとおりです。
(1) 自転車をメンテナンス台などに固定します。チェーンの下側と後輪あたりを、新聞紙やビニール袋などで保護します。
(2)チェーンクリーナーをチェーンに吹きかける。
(3)チェーンの奥まで浸透するように数分置く。
(4)付属のブラシで汚れをかき出す。
(5)水洗いするか、フォーミングマルチクリーナーで汚れを洗い流す。

このチェーンクリーナーは愛用していますので、手順を追って詳しく解説してみたいと思います。

(1)準備

自転車をメンテナンス台などに固定して、新聞紙を下に敷いておきます。

(2)クリーナを吹きかける

チェーンを回しながら、ワコーズチェーンクリーナーをチェーンに吹きかけます。このとき、後輪のハブにはチェーンクリーナーが着かないように注意してください。

(3)しばし待つ

チェーンクリーナーがチェーンの奥まで浸透するまで数分待ちます。

(4)磨く

下の写真のように、左手はニトリル手袋をして、付属のブラシでチェーンをゴシゴシ磨いて汚れを浮き出させます。

ブラシで磨く

チェーンだけではなく、チェーンリングもべったりと黒い汚れが付いているので、ブラシで汚れを擦り落とすようにします。

歯も磨きます

リアのチェーンテンショナーやスプロケットなども、ブラシで汚れを落としていきます。

テンショナーも磨く

(5)汚れを洗い流します。

水洗い可能な場合

自転車に直接水をかけて洗える環境であれば、チェーンに水をかけながら、ブラシでゴシゴシして汚れを洗い流します。チェーンリングの歯もブラシでゴシゴシして汚れを洗い流します。
洗い終わったら、ウェスやショップタオルで水分をよく拭き取ります。
※私は主に水洗いしています。

水洗い不可能な場合

ウェスやショップタオルでチェーンの汚れをよく拭き取ったあと、WAKOS フォーミングマルチクリーナーを吹きかけて、汚れを浮き出させます。
その後、ショップタオルやウエスで浮き出てきた汚れを綺麗に拭き取ります。


■ 素材に優しい弱アルカリ水溶性ノンシリコーンタイプの泡状「水なし簡単洗浄剤」。

■ スプレー後、水洗い・濯ぎすることなく拭き上げるだけですっきりと仕上がります。
■ 塗装面や素材を選ばずに簡単水なしで洗浄が可能なため、マット塗装のフレームやサドル、バーテープ等の洗浄も可能。

■ 素材に優しいので自転車・オートバイ・自動車・家具・ガラスまで多用途に使用出来ます。
■ 洗浄力に優れ、油膜や煙草のヤニ、油汚れ等すっきり落とすことが出来ます。

■ 洗浄成分が洗浄表面に残ることがなく、拭き上げが良好で拭きムラを残しません。
■ 狭角ノズルにより均一にスプレーできる泡状タイプで、洗浄後水洗い・濯ぎの必要がなく作業 性に優れます
■ 成分:界面活性剤、アルコール ■ 容量:380ml

出典:amazon

チェーンに注油します

愛用品のワコーズチェーンルブをチェーンに吹きかけて注油します。

スプレータイプのオイルは、チェーン以外のところにかからないように、ウエスなどでチェーンを覆って、そこにスプレーしていきます。

ワコーズチェーンルブは、チェーンに付着している水分を押し出して油がチェーンに着くという水置換の性質があるので、チェーンを乾かす時間を省略できて、たいへん便利です。

さらに、ハーフウェットタイプで、サラサラした感じで汚れが付着しにくいというメリットもあります。

以下のように、数多くの特徴を持つ高性能潤滑油です。

フッ素樹脂を配合し、潤滑性・耐摩耗性・浸透性・付着性に優れ、長期間潤滑効果を発揮します。“ロングライド”に耐え、日々変わる風雨の中での走行や高速レースでも飛散しにくく、薄い被膜で砂や埃等が付着しにくい特性を持っています。自転車やバイクをはじめ各種チェーンに求められる性能を、高次元で実現したハーフウェットタイプのチェーン用防錆潤滑剤です。シールチェーンにも安心して使用できます。

出典:amazon

スプレータイプのオイルがおすすめですが、リキッドタイプのものを使っても良いでしょう。

リキッドタイプのものは、1コマづつ丁寧に注油をしていきます。

ロードバイクの場合ですと、フロントをアウター(大きいギア)にしたときに、2回転半すると、チェーンがだいたい一周しますので、それを目安にします。

どちらも、注油をしてからペダルを回転させて、ギアチェンジして、オイルを馴染ませます。最後に余計なオイルをウエスなどで拭き取って完了です。

このとおり、綺麗になりました。

清掃・注油後
清掃・注油後

チェーン洗浄の頻度

みなさんはどれくらいの頻度でチェーン洗浄をしていますか。私の知人は、”100km走ったら洗う”と言っていました。確かに彼の自転車は常にチェーンがピッカピカです。

私はだいたい、一か月に一度洗うくらいのペースで洗浄しています。あんまり距離を乗らなければ、チェーンの汚れ具合を見ながらやっています。

じぶんの勝手な目安ですが、最低でもチェーンから音が聞こえ始めたり、抵抗が増えたと感じたらすぐに洗浄するようにはしています。

以上「意外と簡単!チェーン清掃と注油で、自転車の快適性がアップします」でした。

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