「養老鉄道 サイクルトレイン」で検索すると、輪行袋いらずで自転車をそのまま車両に持ち込める便利なサービスが出てきます。この養老鉄道サイクルトレインを帰路の足として使い、行きは自走、帰りは電車でショートカットする”半分ライド・半分輪行”の周回コースを実際に走ってきました。
起点は岐阜県海津市の道の駅「クレール平田」。長良川の堤防道路を南下して三重県四日市市のマグロ料理店で海鮮丼ランチを楽しんだあと、桑名駅から養老鉄道のサイクルトレインに自転車ごと乗り込み、駒野駅まで一気にワープ。そこから再びペダルを漕いでクレール平田へ戻る、という変化に富んだルートです。
自走区間は片道フラット基調で、桜のシーズンには堤防沿いに桜並木が続く絶好のロケーション。「距離は走りたいけれど、丸一日ヘトヘトになるのは避けたい」というライダーにおすすめの一本です。
この記事でわかること
- クレール平田発着、桜並木・四日市の海鮮丼・養老鉄道サイクルトレインを組み合わせた周回コースの全体像
- コース上の見どころとおすすめの立ち寄りスポット
- 自走区間とサイクルトレイン区間の距離・獲得標高などのコースデータ
- サイクルトレインを使う際の注意点と持ち物
コース概要
| 項目 | データ |
|---|---|
| スタート/ゴール | 道の駅 クレール平田(岐阜県海津市平田町) |
| 総移動距離 | 約84km(自走区間 約65km+養老鉄道サイクルトレイン区間 約19km) |
| 獲得標高 | 約420m(自走区間はほぼフラット基調) |
| 想定ジャンル | グルメライド/ロングライド(輪行併用) |
| おすすめ季節 | 3月下旬〜4月上旬(桜の見頃) |
| 見どころ | 木曽三川の桜並木、四日市のマグロ・サーモン丼、養老鉄道サイクルトレイン |
自走区間だけなら65km前後なので、実際にペダルを漕ぐ距離は日帰りライドとして無理のない範囲。帰路をサイクルトレインでショートカットできるぶん、体力に自信がない日や、行きに寄り道を重ねて時間が押した日でも安心して走り切れる設計です。
スタート地点:道の駅 クレール平田
出発は岐阜県海津市平田町にある「道の駅 クレール平田」。長良川右岸の堤防上に位置し、地元農家の朝採り野菜や、名物の「よもぎ」を使ったよもぎそば・よもぎソフトが人気の道の駅です。駐車場も広く、木曽三川公園や千代保稲荷方面へ向かうドライバー・サイクリストの休憩ポイントとして定番の存在。
出発前にトイレと補給を済ませ、南へ向けて長良川沿いの堤防道路へ入っていきます。
桜並木が続く堤防サイクリングロード

道の駅 クレール平田から橋を渡って南下すると、木曽三川(木曽川・長良川・揖斐川)の堤防ロードが続きます。桜のシーズンに走ると、片側にびっしりと桜並木が連なり、路面に花びらが舞い散る「花びらロード」が出現。限られた車しか通行できない堤防道路なので、桜を眺めながらでも安心してペダルを回せるのがこの区間最大の魅力です。
濃尾平野を貫く堤防道路は信号もなく見通しも良いため、花見シーズンの週末は歩行者やほかのサイクリストとのすれ違いが増えます。景色に見とれつつも、スピードは控えめに。
立ち寄りスポット:道の駅 ふれあいの里HASUパーク

木曽川背割り堤を走りきると木曾三川公園駐車場から左手に立田大橋が見えます。コースから外れて立田大橋を渡って少し走ると、愛知県愛西市の「道の駅 ふれあいの里HASUパーク」があります。れんこんの一大産地として知られる愛西市らしく、産直広場ではれんこんを使ったスイーツなども並ぶ人気スポット。ここまではまだ体力に余裕があるタイミングなので、ちょっと寄り道して写真休憩がてらサクッと立ち寄るのがおすすめです。
ランチは四日市でマグロ・サーモン丼

コースはさらに南下し、三重県四日市市へ。ここでお目当てのマグロレストランに立ち寄り、マグロとサーモンがたっぷり乗った海鮮丼でお腹を満たしました。自走で60km前後を走ったあとのランチは格別で、いくらの旨みとわさびの効いた一杯でエネルギーをしっかり補給できます。
ライド後半、特にこのあとサイクルトレインで移動してから再度自走するプランでは、炭水化物とたんぱく質をしっかり摂れる海鮮丼はガス欠防止にもぴったりです。
桑名から駒野へ:養老鉄道サイクルトレインでワープ

ランチのあとは桑名方面へ北上し、桑名駅から養老鉄道のサイクルトレインに自転車ごと乗車。輪行袋に自転車を分解して収納する必要がなく、そのままの状態で車両に持ち込めるのが養老鉄道サイクルトレインの魅力です。レトロな趣のある車両に揺られながら、大垣方面へおよそ20km分の距離を一気にショートカットできます。
今回は桑名駅から駒野駅まで乗車。ホームで自転車を押して並ぶ光景もサイクリストならではの旅情があり、写真映えするシーンのひとつです。サイクルトレインは、事前に養老鉄道の公式サイトで最新のダイヤと利用条件を確認しておきましょう。
駒野駅から再び自走してクレール平田へ
駒野駅で下車したあとは、再びペダルを踏んでクレール平田を目指します。ここまでの自走距離を考えると脚には多少の疲労が溜まっているタイミングですが、サイクルトレインでの休憩を挟んだぶん、リフレッシュした状態で最後の区間に臨めるのがこのコース最大のメリットです。長良川沿いの道を北上し、出発地のクレール平田に戻ってゴールとなります。
コースデータのポイント
GPXログを解析すると、自走区間の獲得標高は約420mとロングライドの割にかなり控えめ。木曽三川の堤防道路が終始フラットな線形のため、大きなアップダウンがほとんど発生しないことが要因です。サイクルトレイン区間を含めた総移動距離は約84kmですが、実際にペダルを漕ぐのは約65km。距離を稼ぎつつも脚への負担を抑えたい方に向いたコースといえます。
走る際の注意点・持ち物
- サイクルトレインの運行時間を事前確認:養老鉄道サイクルトレインは対応する曜日・時間帯・車両が限定されているため、公式サイトで最新情報をチェック
- 桜シーズンの週末は混雑:花見客・ウォーカーとのすれ違いが増えるため、堤防道路ではスピードを控えめに
- 補給計画は余裕を持って:四日市のランチまでコンビニの間隔が空く区間があるため、ボトル・行動食は多めに
- 念のため輪行袋も携行:サイクルトレインが利用できない時間帯に当たった場合のバックアッププランとして
まとめ
クレール平田発着で、桜並木・四日市のマグロ海鮮丼ランチ・養老鉄道サイクルトレインという3つの魅力を一度に楽しめる周回コース。自走距離を抑えつつ移動距離は稼げる”輪行併用ライド”のお手本のようなルートです。桜の見頃となる3月下旬〜4月上旬に、ぜひこのコースを走ってみてください。

